得点力に課題を抱える栃木SCですが、それと同様に、後半45分の失点の多さにも課題を抱えています。
ここまでの総失点数は27点。
そのうちの22失点が、実に後半に喫しているのです。
しかも、残り30分からの失点が18点。
これが、勝点を積み上げ切れていない大きな原因であるのは明白です。
それでも、前半の失点は僅かに5点。
しかも、その5失点は全てアウェイ戦で喫しており、ホーム戦での前半の失点はありません。これはこれで凄いことだとは思います。
試合の入りは良い守備を展開し、相手の選手交代からの攻撃に対応できていないことが如実に出ています。
【2023シーズン栃木SC失点】
前半
00-15 ●
16-30 ●●
31-45 ●●
後半
00-15 ●●●●
16-30 ●●●●●●●●●
31-45 ●●●●●●●●●
前半5失点に対し、後半22失点。
この差に愕然とします。
一方の得点はここまで22点。
うち、前半に10得点、後半に12得点。攻撃は意外にも後半に多く得点しています。
何となく、前半に得点を奪い、後半は耐える。そんなイメージがあっただけに、この後半の方が得点が多いことに戸惑いもありました。
【2023シーズン栃木SC得点】
前半
00-15 ○○○○○
16-30 ○
31-45 ○○○○
後半
00-15 ○○○
16-30 ○○○○○
31-45 ○○○○
残り30分から9得点。これは意外でした。
立ち上がりの15分で得点が多いのは良いこと。これを今後も継続して欲しいところです。
前半の得失点差は5点。
後半の得失点差はマイナス10点。
これを見れば、如何に前半に得点を奪わねば勝点3が遠いチームであることが分かります。
清水エスパルス戦がどのような試合展開になるのかは分かりませんが、後半にどうしても強度が落ちる栃木SCとしては、前半勝負になるのかなと感じています。
前半で何とか得点を奪い、そこから後半に守備を頑張り、あわよくば隙を突いて追加点。
それが栃木SCとしての理想の展開ではないでしょうか。
先に失点をすると勝ちが遠いチームです。
何とか先制点を奪い、勝利を手にしてください。
残留争いにあって厳しい対戦相手ですが、それでも、どこかで上位チームを打ち破らねば残留は掴み獲れません。
清水戦、勝ちましょう。
押してください。
