2連勝を懸けて戦うアウェイ、ブラウブリッツ秋田戦。
勝利することで、順位を一気に上げることも可能でしたが、結果はまたしても勝てずに敗戦。
今シーズン、アウェイ戦はこれで7試合目。
しかし、通算成績は0勝1分6敗。奪ったゴールは僅かに2点。散々たる結果で、これではなかなかアウェイ戦に遠征しようと思うサポを増やすのは難しような気もします。
勝てそうな雰囲気はあります。
しかし、内容も結果も芳しくありません。雰囲気だけで勝点は奪える訳もなく、ずるずると、3分の1試合を消化してしましました。
秋田戦こそ、アウェイ戦の初勝利を奪い獲る。
そんな思いを背負い遠征したのですが、ここまでの遠征同様に、勝利は遠くこれほどまでに苦労を強いられるのかと悩ましくなりました。
唯一の救いは、個人的に今シーズン初のアウェイゴールを見れたこと。
2点差からの1点を返すゴールでしたが、今シーズンのアウェイ遠征で一番盛り上がった場面でした。
心配されていた雨はどうにか避けられました。
ここまでの14試合全ての試合で、雨具を使用していないシーズンはそうありません。
寒さもなく、試合観戦には最適な気候でした。
秋田市役所の駐車場を利用して、スタジアムまでは徒歩。
時間にして15分くらいでしょうか。
スタジアム到着は午前10時ちょっと過ぎ。
待機列に向かうと、スタッフから養生テープを渡されて名前を書くと、それをスタッフが地面に張り付けてくれました。
前から6番目のグループです。
開門前からフードコートでお食事。
DAZNカメラに色々とリアクションを撮影され、帰宅してからDAZNを観てみれば、ババヘラアイスを手に微笑んでいるシーンを使用されるという。
いやいや、グループで撮影したやつ。そっちの方が絵になって良かったのではないでしょうか?
遠征後、個人LINEには、また映っていたね~的なものが幾つか届いていたのです。
ああ、恥ずかしい。
中3日で戦う3連戦の3戦目。
栃木SCは前節、4得点快勝を飾ったツエーゲン金沢戦からスタメンを代えることなく臨む選択をします。
これが正解だったのかどうかは分かりませんが、結果だけで語るのであれば決して正解ではありません。
それでも、選手個々の動きが重いとか、連係が不十分だったとか、そうは感じませんでした。
秋田の選手の動きが予想以上に素晴らしく、やりたいサッカーをやらせてもらえない。そんな印象が強い展開でした。
中盤へのボール供給は難しく、しっかりと固められてしまい、どうしてもサイドへ流す展開が多くなりますが、サイドへ出れば出たで、そこへのプレスも早く、金沢戦のように生き生きとプレーできる環境が作り出せません。
クロスは上がれど精度を欠いてしまい、秋田の高さある守備にクリアされてしまいます。
ブラウブリッツ秋田の守備は、これまで対戦したどのチームよりも固く感じました。
その守備は、魂が入ったような執念のようなものを感じましたし、選手個々の絶対にゴールを許さないという熱い気持ちが漂っていたと思います。
栃木の選手がハンドをアピールする場面が幾つかありましたが、現地では「ハンドでPKじゃないのか」と、そう思ったのも事実。
やっぱり、その場面が一番気になるじゃないですか。
なので、DAZNで真っ先にその辺を振り返ったのですが、矢野選手がハンドを訴えた場面は、完全なノーハンド支持。
シュートが守備陣の手に当たったような場面は微妙にも感じますが、こちらも個人的にはノーハンド支持です。
ハンドでのPKはなくて正解だったと個人的には思いました。
互いに、故意に手を広げている感じには見られず、偶発的に手に触れているといった印象です。
それでも、シュートが当たったように見える方は、主審によっては笛を吹くかもしれませんが、この試合を担当した吉田主審は、ノーファウルのジェスチャーもしていますので、自信を持ってのジャッジだったはずです。
その様子を時崎監督をはじめとする栃木のスタッフに主審が説明している際、「早く蹴れよ」と、声を荒げた方がいましたが、時間は止めてくれていますし、第一、そんな状況でGKがボールを蹴れる訳ありません。
ただ、全体的に、吉田主審の笛は栃木に厳しいようにも感じました。
栃木戦を担当すると、なかなか勝てない主審さんで、決して相性は良くありません。
試合前、主審の名前を見たとき、嫌な予感がしたのですが、それが的中してしましました。
【結果】
ブラウブリッツ秋田 2-1 栃木SC
前半 1-0
後半 1-1
【会場】ソユースタジアム
【得点】
前07 三上陽輔(秋田)
後10 青木翔大(秋田)PK
後18 大谷尚輝(栃木)
【栃木SC警告】
後04 大森渚生(累積2枚目)
【栃木SCスタメン】
GK 川田修平
DF 大森渚生
DF 平松 航
DF 福島隼斗 → 岡﨑亮平(後17)
MF 佐藤 祥
MF 西谷優希 → 安田虎士朗(前34)
MF 森 俊貴 → 大谷尚輝(後17)
MF 福森健太
FW 矢野貴章
FW 山田雄士 → 髙萩洋次郎(後37)
FW 根本 凌 → 宮崎鴻(後17)
【栃木SCリザーブ】
GK 藤田和輝
DF 大谷尚輝 ← 森 俊貴(後17)
DF 岡﨑亮平 ← 福島隼斗(後17)
MF 髙萩洋次郎 ← 山田雄士(後37)
MF 安田虎士朗 ← 西谷優希(前34)
FW 宮崎 鴻 ← 根本 凌(後17)
FW 小堀 空
【審判団】
主審 : 吉田哲朗(栃木戦、今シーズン2試合目)
副審 : 竹田明弘
副審 : 千葉直史
【入場者数】3,455人
【ピッチ状態】全面良芝
【天候/気温/湿度】曇/16.8℃/60%
【風】弱風
【第14節終了時順位】16位
キックオフ早々の前半1分に良い攻めからエリア左からFKを獲得し、いきなりの先制点に期待したまでは良かったのですが、そこから先は守備に追われる厳しい展開が待っていました。
守備は押し込む秋田に苦戦を強いらて、クリアボールは秋田の選手に回収されて厚い攻撃に晒されてしまいます。
その厚い攻撃の最中、相手選手にプレッシャーを掛けられたGK川田選手が痛恨のミスキック。クリアミスがエリア内で起きてしまいました。
こぼれたボールをエリア外からシュートを打たれると、一度は戻った平松選手がクリアしたかに見えたのですが、そのままボールの勢いが勝りネットを揺らされてしまいます。
ミスから痛恨の失点。
守備でのミスは失点に直結することになると、改めて突き付けられた場面でした。
前半は何とか1失点で乗り切れたという印象。
放ったシュートは0本ですから、如何に攻撃が機能していなかったのかが分かります。
後半、何とか挽回を。
そんな思いで応援にも気合を入れたつもりです。しかし、秋田の攻めは前半同様に脅威で、推進力は凄まじいものがありました。
エリア内に鋭く侵入を許すと、倒れた流れから相手選手を倒してしまいます。
これに、吉田主審はPKの判定。
スタジアムにスロー映像が流されましたが、あれは吹かれても文句は言えません。
それを豪快に左上に叩き込まれてしまいました。
コースを読んでいたとしても弾けないよな素晴らしいPKです。
これで2-0。栃木SCの勝点3はかなり遠ざかる2点目になります。
金沢戦と丸で別なチームのよう。
そんな展開になってしまいました。
選手交代で入った大谷選手がCKから押し込んで1点を返しはしましたが、流れの中から得点を奪うには秋田の守備は強固でした。
宮崎選手を投入し前線のターゲットとしましたが、秋田の選手がこれでもかとハイボールにも競り勝ち、栃木にチャンスを与えません。
吉田監督の元で、何とも攻撃も守備も、素晴らしいチームに成長している様子が感じられ、得点差以上に力の差を感じた試合だったと思います。
最後は栃木の攻撃時間が増えましたが、秋田が完全に守備モードに移行したからであって、決して押し込むほどに選手間の連係が機能した訳ではありません。
攻め込むものの決定機がないままに終了の笛。
ああ、負けたのか。
またしてもアウェイ勝利はならず。
こうまでも厳しいアウェイ戦が続くとは、シーズン前は思い描くことができませんでたし、これは完全な想定外です。
やっとアウィエ遠征6試合目にして栃木のゴールを見れたことが唯一の救いです。
試合には負けていますが、個人的にはやっぱり山田選手の動きには切れがあって良く映りました。
秋田のプレスを交わしながら持ち込む場面も見られ、ああいった積極性は本当に素晴らしいと思います。
守備では、CBとしてプレーする平松選手のプレーが光ったと思います。
シュートコースに体を張って一早く反応し、最後まで固い守備の中心として活躍してくれています。
前半でボランチの要、西谷選手が負傷退場していますが、怪我の具合が非常に心配。
これ、次節の出場が可能なのでしょうか。
その次節は、北関東ダービー、水戸ホーリーホック戦です。西谷選手は絶対に欠かせない存在ですし、怪我が軽症であることを願うばかりです。
悔しい思いを背にスタジアムから駐車場へ歩いていると、秋田サポータからいきなり「ナイスゲーム」とグータッチを求められたのですが、そんなことできる気持ちは少しもありません。
試合を互いに振り返りながら、「今日はナイスゲームでした」と最後にグータッチを交わすのなら分からなくもありませんが、いきなりですから、早々簡単に応じることは困難です。
大人気ないと思わるかもしれませんが、ここは自分ちの勝利を喜ぶのなら秋田サポ同士でお願いしたいところで、負けたチームの見ず知らずのサポですし、いきなりってのは申し訳ありませんが対応することができませんでした。
ちょっとだけ、心が痛んだかな。
そこだけは、この遠征で疑問に感じたところです。
ソユースタジアムは本当に好み。
一生懸命に運営している感がありますし、スタッフの対応が温かく感激するほどなんです。
同じカテゴリならという条件が付きますが、来シーズンも必ず遠征しますので、そのときは、今シーズンの敗戦のリベンジを果たさせていただきます。
その前に、天皇杯もソユスタで対戦ですね。
私は遠征できませんが、その試合も負ける訳には行きませんので、勝たせていただきます。
帰りの高速は強い雨で、東北道では事故による通行止め区間もあったほど。
帰宅は深夜の2時になってしまいましたが、試合以外でも大いに楽しめたことから、行って後悔はありません。
悔しさが大きいのは当然ですが、試合結果以外は楽しい遠征になりました。
現地でお会いしたサポさん、お世話になりました。
また、別のスタジアムでお会いした際もよろしくお願いします。
その試合は勝ちましょう。
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