FC町田ゼルビアを迎えてのホーム戦。
中3日で試合を戦う栃木SCに対し、FC町田ゼルビアは中2日。この1日の差が勝敗に影響したのかは分かりませんが、主審の笛が勝敗に影響した感は、正直なところありました。
特に、後半のとある時間帯。
エリア内で相手選手を倒したシーンは、スタジアムでは分かりませんでしたが、DAZNで振り返った印象としては、ファウル判定でのPKでなくて助かりました。
そこはVARのないJ2ですから試合は流れましたが、そのシステムがあったのなら、もしかしたら、判定は覆っていたかもしれません。とても微妙でした。
ただ、それを含めてのJ2リーグですし、栃木SCとしてもこれまで、多くのPKでもおかしくないプレーを流されて来ています。
その部分を含め、全体的に判定は栃木に寄った感はあったようにも見えますが、主審は的確にジャッジをしようと懸命に裁いていたと思います。
栃木側に出された4枚のイエローカードに関しても、どれも疑義すらないような確実なものでした。
ただ、これだけは言いたいのですが、やっぱり栃木の試合、特にホーム戦で、栃木県出身の主審を割り振るのは避けた方が良いとは思います。
栃木SCとしての見せ場は前半4分の先制点くらい。
そこ以外は良い流れとは決して言い難く、攻撃は町田の圧に屈してしまいシュートまで行けぬもどかしい展開の連続でした。
一方で、守備はこれでもかと見せ場があって、町田の攻撃を必死に耐える時間が続きます。
幾度となく、ゴール付近をボールが横切り、その度に、スタジアムからは悲鳴に似た声が響きました。
良く守ったとも言えますし、町田の決定力に助けられたとも言えるかもしれませんが、私は失点しなかったことはやっぱり守備が素晴らしいからだと思っています。
少しの運があったのは事実ですが、勝負事に運は絶対に必要なものですし、それがあったからこその2連勝のはずです。
栃木には運があって、町田には運がなかった。極端かもしれませんが、DAZNで試合を振り返って、そう感じてしまったのです。
植田選手のゴールは、素晴らしいの一言。
積極的なプレーはこれまでから垣間見えていましたし、それを買われてのスタメン起用だったはず。
ですから、あのゴールを「まぐれゴラッソ」と表現した方もいましたが、そんなことはあり得ません。
狙った時点でまぐれではないのです。あれを「まぐれ」としか言えないようでは、サッカーという競技において生まれるゴールのほとんどが、まぐれということになってしまいます。
しかし、本当に凄いゴラッソでした。
あのゴールがJ初。それが決勝点ですから、植田選手としても忘れられないものになったでしょうし、相当に嬉しかったでしょうね。
おめでとうございます。これから先、もっともっと、栃木でゴールを決めてください。期待しています。
先ほども言いましたが、この得点以外は、攻撃では見せ場に乏しい試合でしたし、とあるところの記録では、栃木SCの放ったシュートはその1本になっていたとか。
1本で1点で勝点3。それなら、究極の省エネ勝利ってことですね。
勝てはしましたが、町田の攻撃は脅威でした。
流石は上位に位置し、J1昇格を狙うチームです。特に、攻撃に転じた際の推進力はここまで対戦して来たチームの中でもかなり上位に位置すると思います。
今節、中2日という日程と、前節、栃木SCが久しぶりに勝利を収め、チーム状態が何となく上向いた状況でのホーム戦。そんなことが重なっていなければ、結果は真逆になっていたと感じるほど、素晴らしい攻撃を展開していました。
栃木としては、前半4分が全て。
あそこで得点が生まれていなければ、町田のリズムに苦戦を強いられ、無得点で試合が終わった可能性は高いと感じました。
それでも、結果が物語るように、どんなにスタッツで劣勢だったとしても、決まったゴール数は栃木の方が上です。
試合内容に不満はあれど、結果には満足。そんな勝点3を得た試合でした。
今シーズン2度目の2連勝です。次節は、今シーズン初の3連勝を狙う試合になりました。
相手は首位のベガルタ仙台。誰もが認める難敵です。
勝つのは当然に難しいことですが、この連勝の勢いを持って臨めば、何とかなるような気もするような、しないような。
とにかく、戦って見るまでは何も分かりません。
2連勝しても、順位はその2連勝前の19位から変わらす。勝点6を積んでも19位のままって、どんだけ混戦だんだよってことです。
ただ、上位との差はグッと詰まりました。この混戦、思いっ切り楽しんで行きましょう。
やっぱりスタジアム観戦は最高です。
2週間半ぶりのスタジアムでしたので、本当に待ち遠しかったなぁ。
善き結果を得られました。
やっぱり勝利は素敵です。
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