第1節 vs ファジアーノ岡山(カンスタ)<その1> | すーさんの栃木SC応援日記

サッカーのある週末が帰って来ました。

 

ファジアーノ岡山に無得点の敗戦と、結果はとても残念でしたし、正直なことを言えば、内容もイマイチな試合でしたが、それでも、スタジアムでサッカーを観れたことに嬉しさを隠し切れません。

 

午前9時20分にはスタジアムに到着。

こんなに早い到着では、知り合いなんて誰もいないと思いきや、そこには多くの知り合いサポさんで溢れてたのです。

 

これが開幕戦。

ソワソワする感覚は、足をスタジアムへと運ばせるんですよ。

 

2021シーズンの開幕戦は、栃木SCの第2スタジアム「カンセキスタジアムとちぎ」が舞台です。

 

 

スタメン発表を見た瞬間、「おお!」から、「おお?」となるサポさんが多かったと思います。

 

DF登録のスタメンは3選手。栃木SCが3バック?

いや、ここは4バックでDF登録以外の選手が右SBに入るはず。そこに入るのは山本廉選手であろうと誰もが予想したと思うのです。

 

しかし、試合が始まってみると、そこにいたのは背番号16番。

左サイドの中盤から前を主戦場とする菊池大介選手でした。

 

田坂監督、菊池選手をそこで使って来た!と、キックオフ早々、ゴール裏はちょっとざわつきがあった感じです。

 

ただ、試合を通して感じたことは、菊池選手は是が非でも前で使いたい選手だと言うことです。

台所事情もあるのでしょうが、菊池選手をその位置でスタメン起用するのなら、初めから大島選手で行った方がバランスは良いと感じたのは私だけでしょうか。

 

立ち上がりは良く感じた栃木SCでしたが、井上主審のPK判定でリズムが崩れ、前半に先制点を許す苦しい展開となってしまいました。

 

 

【結果】

栃木SC 0-2 ファジアーノ岡山

前半 0-1

後半 0-1

 

【会場】カンセキスタジアムとちぎ

 

【得点】

前23 宮崎幾笑(岡山)PK

後75 喜山康平(岡山)

 

【栃木SC警告】

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【栃木SCスタメン】

GK 川田修平

DF 髙杉亮太

DF 柳育崇

DF 面矢行斗

MF 森俊貴

MF 山本廉 → 大島康樹(後31)

MF 佐藤祥 → 西谷優希(後31)

MF 上田康太

FW 松岡瑠夢 → ジュニーニョ(後17)

FW 菊池大介 → 小野寺健也(後35)

FW 畑潤基 → 矢野貴章(後17)

 

【栃木SCリザーブ】

GK 岡大生

DF 小野寺健也 ← 菊池大介(後35)

MF ジュニーニョ ← 松岡瑠夢(後31)

MF 西谷優希 ← 佐藤祥(後31)

MF 植田啓太

FW 大島康樹 ← 山本廉(後31)

FW 矢野貴章 ← 畑潤基(後17)

 

【審判団】

主審 : 井上知大

副審 : 岩﨑創一

副審 : 佐藤貴之

 

【入場者数】4,616人(入場規制試合)

 

【ピッチ状態】全面良芝

 

【天候】晴

 

【順位】19位

 

 

栃木SCのフォーメーションは、4-4-2でした。

前述したように、右サイドバックにFWとして登録されいた菊池選手を置いて、左サイドバックにルーキーの面矢選手。

センターバックは、右に柳選手、左に髙杉選手の布陣。

 

注目のボランチは、右に佐藤選手、左に上田選手。やや佐藤選手が下がり目で、上田選手が上がり目だったように見えました。

右サイドハーフに山本選手で、左は森選手。

 

そして、攻撃陣は、畑選手と松岡選手の2トップですが、互いに横に並ぶことはなく、前後の意識を持ってプレーしていた感じを受けました。

 

立ち上がりは何となく互角か岡山に分がある感じに見えましたが、互いに様子を見ながらのプレーだったと思います。

 

栃木の攻撃はボールを繋ぐのか、それとも一気にディフェンスラインの背後を狙うのかが見えず、どちらを選択するにしても、ちょっと中途半端なプレーが続いた印象です。

 

そんな中でも、サイドから深い位置にボールを運び、クロスを上げるシーンも多ければ、CKを獲得することもあり、悪いなりにも攻撃は形になりつつあったようにも感じました。

 

 

岡山の攻撃は、選手個々の闘争心が確実に栃木を上回る様子が伝わり、その気迫溢れるプレーは当たり負けすることもなく、多くの競り合いで栃木を凌駕し続けるのです。

 

栃木の右サイドを中心に攻撃を仕掛けて来ますが、ボールを追う姿は素晴らしく、昨シーズンの栃木を思わせるプレスが終盤まで続きました。

 

先制点はPKから岡山に生まれてしまいます。

 

エリア内で面矢選手の手に触れてのハンド判定ですが、その前に足に当たってボールの起動が変わってからの手でした。

足から手のディフレクションは、本来、ハンドにはならぬ案件ですが、そこは主審に一任されるところ。VARがあるJ1ならともかく、J2では全ての判断が主審であることから、ここは我慢しなければならぬ事案となってしまいました。

 

手に触れているのは紛れもない事実です。

それでも、悔しさは大きいハンド判定でした。

 

冷静に決められてしまいましたね。

 

 

攻撃はやや連係不足に見えましたが、セットプレーには大きな期待が持てました。

精度の高いボールがエリアに供給される回数は、確実に昨シーズンを上回るでしょう。

 

CKは上田選手が蹴るのが基本となるのでしょうが、菊池選手が蹴る場面も見られました。

この辺は、戦術的なものがあるのでしょう。

 

敵陣深い位置でのスローインは、ほぼ面矢選手が担いました。

彼のロングスローは武器になりますが、やや山なりのボールとなることから、高さのある選手がエリア内に入ることが大前提です。

 

後半は、そのロングスローに矢野選手が合わせる場面もありましたが、岡山のDF陣がしっかりとケアし、決定機には至りませんでした。

この辺も含めて、栃木のプレーを研究し、最初から最後まで、決定機を作らせて貰えませんでした。

 

その矢野選手とジュニーニョ選手が2トップとしてピッチに入ると、栃木に流れが傾いたのも束の間。

 

飲水タイムで流れが切れます。

 

その直後、上門選手のクロスに反応してのシュートを防いだと思ったところに、こぼれ球を豪快に決められて勝負がついた。そんな2失点目だったと思います。

 

 

良く戦ったという印象も受けましたが、正直なことを言うのであれば、ちょっとガッカリした試合内容、結果です。

 

田坂監督は、昨シーズンの栃木スタイルを継続すると言ってくれましたが、その姿は見えてこない試合だったと思います。

 

まだ1試合ですが、それはどのチームも同じこと。

連係というか、球際、競り合いの中でのボールロストも含め、まだまだ課題が多いということを実感させられた試合でした。

 

さて、ここからどう修正するのでしょう。

 

この岡山戦の試合内容は、決して褒められるものではないはず。

ただ、ここから下はないはずですから、あとは伸び代だけってこと。まあ、そう考えれば、期待しても良いとは思います。

 

それでも、この開幕戦で得た印象としては、やっぱり菊池選手は前でプレーして欲しいということと、前線の選手はもっとボールを追って欲しいということです。

 

そして、昨シーズンは随所に見られた、クロスに対してエリア内に2人、3人、4人と走り込む選手の姿、これも影を潜めてしまっていました。

ここも、連係が向上しないとなかなか厳しい部分でしょうから、早い段階で改善して欲しいと切に願います。

 

 

面矢選手、松岡選手の動き、良かったと思うんですよ。

まだまだ連係不足なところも見られましたが、大きな可能性を感じるプレーを随所に見せてくれたと思うんです。

 

上田選手のキック精度は素晴らしかったですし、もう少し周囲との意思疎通が大きくなれば、必然と決定機は生まれるはずです。

 

気になったのは、昨シーズンから栃木でプレーする選手の動き。

どう見ても、この岡山戦は動きが重いというか、周囲に合わせ過ぎというか、何となく、自由度が低いプレーに見えたことです。

 

まあそれは、選手が云々というよりも、岡山がとても巧く試合を運んだ。そう取れなくもありません。いや、そうなのでしょう。

それに屈した栃木SC。

 

当然ながら、次節のブラウブリッツ秋田も栃木を研究し、似たような戦術で挑んでくるでしょう。

それを打開し、得点を奪い、勝点3を奪う試合。ホーム連戦スタートで勝てませんでしたなんて、それは絶対に避けるべき事態。

 

秋田戦は勝利して、岡山戦の悔しさを払拭させましょう。

 

最後の最後で、J3優勝を奪い獲られた悔しさは忘れられません。

決して負けられない相手です。絶対に勝ちましょう。

 

 

今シーズンの初スタグルはこちら。

この極太麺を使用したカレーうどん(600円)から。うん、美味しかったです。

 

珍しく、グッズは未購入でした。

グッズ売店の列は長く、とても並んでいられる状況にはなかったもので。

 

ハーフタイムにはおやつ交換会もできましたし、何より、久しぶりに多くのサポさんと挨拶できたことが良かったです。

 

皆々様、今シーズンもよろしくお願いします。

悔しい敗戦でしたが、まだまだたったの1試合ですよ。秋田戦の勝利を信じで、また日曜日、カンスタでお会いしましょう。

 

 

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