「小瀬に来れない仲間の思い届ける!」
DAZNの画面に、知り合いサポの掲げるゲーフラが映し出された瞬間、込み上げてくるものを感じました。
行きたくても行けない。
台風19号により被災したサポ。
チケットを購入したにも係わらず、遠征手段がことごとく寸断されどうしようもない思いで断念したサポ。
何とか行こうとしたものの山梨県へ入る手段を失い、諦めて帰らざるを得なくなったサポ。
そんな仲間であるサポの思いを届ける。
このメッセージに、私は甚く感激したのです。
ありがとう。思いを酌んでくれて、本当にありがとう。
DAZNの画面に映し出されたゴール裏の黄色い栃木サポの数は本当に少数。
それでも、耳に届く応援の声援。
相手のチャントの合間を縫って届く栃木のチャントを聴いたとき、栃木に残るサポの思いを背負い、熱く、そして、激しく応援してくれているのだという気持ちが伝わって来ました。
最高の後押しをありがとう。
素晴らしい応援。
素晴らしいゴール裏。
素晴らしいくらいに輝いていたと思うのです。
前半8分に大崎選手の先制点。
その1点を守り抜く感じになった後半は、防戦一方となりましたが、選手は凄まじい集中力で何とか切り抜けてくれていました。
しかし、後半43分に無念の失点。
寄せきれませんでした。クロスを入れられたときの寄せ、エリア内で高さで負けたこと。
ほんの一瞬の隙を突かれた感じですが、それでも、嘆くようなプレーでの失点ではありません。
引き過ぎた感は否めませんが、前半からハードワークすると、その辺はどうしても露呈する部分。
そこのカバーは選手交代で補って何とかしないといけません。
選手交代が遅めだったこと。
1枚目の交代が攻撃的に行くのか守備的に行くのかちょっと分かり辛かったこと。
そして、2枚目、3枚目の交代が結果的に遅かったこと。
全ては結果論になりますが、采配が裏目に出たのも事実でした。
その辺は、前節の徳島ヴォルティス戦と同じかもしれません。絶対的な改善が必要なのかもしれませんが、特にこの試合は交代策は難しかったは頷けます。
選手の気迫は感じられますし、まだまだ十分に戦えます。それは、ヒシヒシと伝わってくるのが気持ちを前へ向かせてくれます。
誰一人、諦めている選手はいませんよ。選手の目、死んでいません。
今シーズン、J1昇格を狙うヴァンフォーレ甲府から勝点4を奪ったのです。
負けていないのです。
そんな栃木SCが降格する訳ないじゃないですか。
J2残留のために。
選手もサポーターも、少しも諦めていませんよ。それどころか、ここに来て、絶対に残留してやるんだという気持ち、戦う気迫は一段と大きくなったと思えるくらいです。
残り6試合。
全力プレーで。
全力応援で。
いよいよ、佳境。
ここからが本当の本番って感じです。
次節、FC琉球戦。
絶対に勝ちますよ。大丈夫!
甲府まで遠征されたサポの皆さま、本当にご苦労様でした。
無事に帰って来られたでしょうか。
試合終了後のゴール裏の映像を見たら、相当にサポの数が増えていましたね。
試合途中でも、続々とサポさんが到着したようで。頭が上がりません。
そして、「栃木SC」コールをくれたヴァンフォーレ甲府サポの皆さまは、本当に素敵な方々です。
応援用に太鼓も貸してくださったとか。優し過ぎるでしょ。
この試合で配布された甲府サポさん作成のフリーペーパー「バス小瀬新聞」に、実は私の書いたコラムが掲載されたのですが、それを手にすることが出来ませんでした。
残念だと思っていたのですが、甲府サポさんの計らいで、郵送していただけるとのこと。
本当に、ありがとうございます。
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