さえずり短歌 -128ページ目

僕の少年時代はリバーズ・エッジとウォールフラワーで出来ている

 最近、ある映画の公開情報を見て、どこかへ置き忘れてしまっていたアルバムを数年ぶりに見つけたような、10代の頃に音信不通になった友人と突然再会したような気持ちが込み上げました。その映画の名は『ウォールフラワー』。ハリー・ポッターのハーマイオニー役で有名なエマ・ワトソンが主要キャストとして出演し、日本ではこの秋11月22日に公開されます。
 この『ウォールフラワー』こそ、以前ご紹介した『リバーズ・エッジ』と並ぶ、僕のもうひとつの“青春のバイブル”なのです。

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 僕が小説『ウォールフラワー』の翻訳本に出逢ったのは、『リバーズ・エッジ』と同じく高校生の頃。原作はアメリカの作家スティーヴン・ チョボウスキー(映画での表記はスティーブン・チョボスキー)による『the perks of being a wallflower』で、wallflower(壁の花)とは「ダンスパーティーなどで社交的に相手にされない人」という意味を持ち、タイトルの直訳は「壁の花の役得」となります。
 本国アメリカでは1999年にMTV出版からティーン向けに刊行され、映画の宣伝文句によると“社会現象になる程のベストセラー”となったそうですが、真偽は定かではありません。というのも、僕は高校3年生のときアメリカへ短期留学し現地の高校生に、『ウォールフラワー』という小説を知っているか?と訊いてまわったのですが、誰もこの本のことを知らなかったのです。2年後の2001年に角川書店から刊行された小西未来による翻訳本も、日本国内でさほど話題にならなかった印象です。とはいえ、友人から紹介されたこの小説を、当時の僕は食い入る様に何度も読みふけったのです。

 物語は、主人公の高校生チャーリー(仮名)が、一方的な文通相手(読者)に綴った手紙として口語調で進行します。心に闇を抱え、他者との交流を拒んでいたチャーリーは、華やかで奔放なパトリックとサムの兄妹に出逢い、無限とも思える青春の煌めきを知ることになります。
 この設定は偶然にも『リバーズ・エッジ』の山田くんとハルナ、こずえの3人と似ているように思えます。一見は輝かしい少年達の高校生活を、暴力やドラッグなどの闇が静かに蝕んでいる様子も共通し、それこそがこの2作に僕が魅力を感じる理由なのかもしれません。

 僕の部屋の本棚には『ウォールフラワー』の翻訳本と、英字の原作本が1冊ずつ収められています。原作本は留学中に、街の小さな書店で店員のおじさんに不慣れな英語で話しかけ、探し当ててもらったものを購入しました。そんな思い出の物語が、原作者のスティーヴン・ チョボウスキー自身の監督により、14年の時を経て実写化されます。皆さんもぜひ翻訳本と共にチェックしてみては?

ーさえずり短歌ー

窓際の席から見てた横顔の落書きだけで仕立てる画集



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火曜日!でも…

 今日は火曜日、ですが、連載『贅沢短歌』は休載中です…。1年3ヶ月、毎週欠かさずお届けしてきたので、何も無い火曜日にまだ慣れない心地です。。。

『贅沢短歌』はこれからもバックナンバーを全て無料で読むことができます!みなさん是非まとめて読み返してみてくださいね。

 今夜は新作を一首。

ーさえずり短歌ー

1枚の切手を選ぶひと時も届けたいから手紙に決めた



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XS TOKYOにモデルで起用!

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同級生と再会!

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 今夜は地元名古屋の大学で同級生だった仲間の中で、東京在住のメンバーが集まった飲み会に行ってきました。
 約5年ぶりの再会!昔話を交えつつ、あの頃よりも大人なった自分たちの変化をひしひしと感じた良い機会でした。地元を離れても同級生と会えるのは嬉しいことですね。またみんなで集まりたいな♪

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旅への憧れ

 東京で最も仲良くしている親友がひとり旅でニューヨークへ行っています。Twitterを開けば、11時間も時差のある国にいる彼の動向を、リアルタイムで把握することができます。そんな、えも言われぬ気持ちに包まれる今夜、手書きで綴った短歌をひとつ。

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