ガラクトオリゴ糖、キシロオリゴ糖、レジスタントデキストリンなど、
SIM01に含まれるプレバイオティクス化合物は、腸内細菌叢の有益な組成変化に寄与する可能性がある。

一方、キシロオリゴ糖と難消化性デキストリンは、生体内および試験管内研究において、ビフィズス菌とラクトバチルス菌の増殖を促進することが示された。

難消化性デキストリンはまた、クロストリジウム菌株とバクテロイデス菌株の存在量を減少させることができた。

重要なことは、著者らが以前に行ったメタゲノム解析により、PACS(=Long Covid)の様々な症状と

①ビフィズス菌と乳酸菌は負の相関を示し、

②クロストリジウム菌株とバクテロイデス菌株は 正の相関を示すことが示唆されたことである。

Lau, Lancet Infect Dis 24: 256, 2024
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38071990