COVID-19ワクチンが重症/重篤なCOVID-19の発症リスクを効率的に抑えることができるだけでなく、long COVIDを予防する役割も果たす可能性があるという興味深い証拠が出てきている。

Notarteらが発表したメタ解析では、17,256,654人(約1,700万人)の参加者を対象とした11の査読済み研究と6つのプレプリント(2022年6月20日まで)が含まれ、COVID-19ワクチン接種は世界的にlong-COVIDのリスク低下と関連しており、1回接種よりも2回接種の方がより良好な結果を示したと結論づけている。

注目すべきは、ワクチン接種後のlong-COVID症状の変化を調査した11件の研究のうち、7件がCOVID-19ワクチン接種後にlong-COVID症状が改善する可能性があると結論づけていることである。

これらの重要な知見は、急性SARS-CoV-2感染から回復した後の健康と体力を明らかにするためにアンケートに答えた米国の成人3,042人を含む、その後の最近の研究でも確認された。


Lippi, Pol Arch Intern Med 133:16402 2023

https://www.mp.pl/paim/issue/article/16402/