COVID-19およびその他の感染症に対する防御のための、安全かつ有効なプラットフォームワクチンが求められている。

 

著者らの無作為化二重盲検プラセボ対照第2・第3相試験では、COVID-19ワクチン未接種のリスクを有するコミュニティベースコホートにおいて、複数回投与BCGワクチンのCOVID-19およびその他の感染症予防に対する安全性と有効性を評価した。

 

対象となるリスク集団は、1型糖尿病を有する成人で構成されている。

 

144名を登録し、96名をBCG群、48名をプラセボ群に無作為に割り付けた。

 

15か月間の試験期間中、脱落者は認められなかった。

 

確認されたCOVID-19の診断基準を満たした累積罹患率は、プラセボ群で12.5%、BCG群で1%であり、有効率は92%であった。

 

BCG群ではさらに、感染症症状の頻度および重症度の低下、ならびにCOVID-19を含む患者一人当たりの感染症イベント数の減少も認められた。

 

BCGに関連した全身性有害事象は認められなかった。

 

BCGの広域的な感染防御効果は、新たなSARS-CoV-2変異株およびその他の病原体に対するプラットフォーム防御を提供しうることを示唆している。 

 

Faustman Cell Rep Med 3:100728 2022

https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC9376308/