訓練免疫は、単球/マクロファージおよびナチュラルキラー細胞を含む自然免疫系の細胞の働きによって制御されており、これらの細胞は広範な病原体および微生物に対して機能することが示されている。

 

自然免疫系は外来病原体に対する第一線の防御 としての主要な役割を担うものの、過去の外来物質との遭遇を想起し、免疫学的記憶を保持することが可能である。

 

この点は適応免疫系の働きと類似しているように思われる。

 

しかし、適応免疫のプロセスとは異なり、訓練免疫は抗体を必要とせず、初回遭遇時の一次抗原に対する特異性を持たず、またその効果は短期間にとどまると考えられている。

 

訓練免疫における自然免疫細胞の働きは、エピジェネティックおよび代謝のリプログラミングと関連している。

 

エピジェネティックな変化にはヒストンのメチル化、アセチル化、またはリン酸化が含まれ、これによりクロマチンのアクセシビリティが向上し、細胞活性が改善され、免疫応答に必要な遺伝子の転写が増強される。

 

代謝リプログラミングは、このプロセスに関与する特定の代謝産物の量的調節をもたらす。

 

その結果、炎症性サイトカイン(TNF-α、IL-1β、IL-6など)の産生が増大し、さまざまな刺激物質に対してより迅速かつ質的に優れた防御応答が誘導される。 

 

Bayram Sage J June 6, 2022

https://journals.sagepub.com/doi/full/10.1177/00368504221105172