現在、文献に記載されているLong COVID(以下LC)に対する認知リハビリテーションの選択肢は少なく、認知トレーニング、非侵襲的脳刺激、標的薬物介入、および運動リハビリテーションが含まれる(Whitaker-Hardin et al., 2025)。
振動・音響療法(VAT)は運動と類似点があるものの、同等ではない。
BDNF(脳由来神経栄養因子)に対する運動の効果は年齢や運動強度によって異なる可能性があり、ある研究では異なる強度の運動がBDNFを増加させられなかったことが示されている(Murawska-Ciałowicz et al., 2021)。
※ VATは、BDGFを増加させる
加えて、VATには、運動にはない利点がいくつかある可能性がある。
運動が短期的には炎症を増加させることはよく知られており、免疫系が低下している人や、異常な免疫反応のリスクがある人の病状を意図せず悪化させる恐れがある(Cerqueira et al., 2020)。
これは、労作後倦怠感(PEM)をしばしば訴えるLC患者にとって懸念事項となり得る。
対照的に、VATは体内抗炎症反応を引き起こすことが報告されている。
したがって、LC患者にとって有用な代替リハビリテーションツールとなる可能性がある(Moreira-Marconi et al., 2022)
Mossabir, Front. Cognit., 20 November 2025
https://www.frontiersin.org/journals/cognition/articles/10.3389/fcogn.2025.1692578/full