アーシングとは、屋外で裸足で歩くこと、あるいは屋内で裸足のまま過ごすこと、働くこと、眠ることなどの基本的な活動を含むものである。

 

アーシング仮説は、地球のかすかな負の表面電荷が、地球の電位に等しいというものである 。

 

地球の負の表面電荷は、地球の大気の電気回路によって絶えず補充される、事実上無限の自由電子の貯蔵庫で構成されている。

 

近年のパイロット研究においては、アーシングの1時間以内に顔面血流が改善し、末梢循環の自律神経調節が強化されることが示された。

 

著者らは、先行研究により、アーシングマットがコルチコトロピン作動性システムを調節することにより、ストレス関連反応を低減させることを報告している。

 

さらに別の研究では、睡眠中に人体を地面と電気的に接続することにより、夜間のコルチゾール濃度が低下し、コルチゾール分泌が自然な24時間の概日リズムに、よりよく一致するように再同期化されることが示された。

 

特に、これらの効果は女性において最も顕著であった。

 

加えて、主観的評価においても、睡眠中のアーシングが睡眠の質を改善し、疼痛およびストレスを軽減することが示されている。

 

Park Advances Integrative Med 12 10045 2025

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2212958825000059