酸化ストレスとは、活性酸素種(ROS)や活性窒素種(RNS)の産生と消去との間に不均衡が生じた状態を指す。

 

活性酸素種 は、細胞増殖、分化、細胞死など、さまざまな細胞種における多様な細胞過程に関与している。

 

しかし一方で、炎症性サイトカインの分泌や脂質過酸化といった特定の過程を介して、多くの生体分子に損傷を与える可能性も有している。

 

このような作用は細胞障害を引き起こし、さまざまな健康問題との関連が指摘されている。

 

一方、ポリフェノールやフラボノイドに代表される天然化合物は、強力な抗酸化作用を有し、これらのフリーラジカルを中和して障害を防ぐことが示されている。

 

アピゲニンはフラボノイドの一種であり、高い抗酸化能を有することが明らかとなっており、フリーラジカルの捕捉、酸化ストレスの低減、さらにはさまざまな病態形成の抑制に寄与する可能性が示唆されている。

 

これらの結果から、アピゲニンが加齢に伴う骨格筋萎縮の軽減に寄与する可能性が示唆される。

 

その機序として、酸化ストレスの低減作用に加え、過剰に亢進したオートファジーおよびアポトーシスを抑制する能力が関与している可能性が考えられる。 

 

Allemailem,  Biomedicines 12 1353  2024

https://www.mdpi.com/2227-9059/12/6/1353