すずは、
パニックや自傷、他害は、
頻度も激しさもあまりなく、
あっても、
支援者の皆様の理解と
適切な対応のおかげで
抗精神病薬を飲むことなく
13歳までがんばってきました。
でも、
思春期になり、
体も大きくなり、
パニックや自傷、他害だけでなく、
機嫌のいいときの興奮性、衝動性、
力加減の対応に困るようになり、
６年ぶりに小児神経科の診察を受けました。
↓
そこで、
投薬について
あらためて考えさせられました
私たち夫婦は、
周りが環境を整えて
本人にとっても社会的にも
好ましい行動が取れるようにしていくことで
投薬せずに対応してして行きたいと
思っていましたし、
新しく主治医になった先生も、
投薬には消極的らしいのですが、
多くの自閉っ子を診てきて、
周りのためだけでなく、
自分では抑えられない興奮を
やわらげてあげることは、
本人にとってもいいのではないかと
思うようになった
とおっしゃっていました。
そんな先生が、
診察室で、
最初だけ少し座って
先生と目を合わさずにちょっと手を振り、
すぐに立ち上がって勢いよく動き、
パパが大型犬を抑えるように
リュックをリード代わりにつかんで
押さえられているすずを見て、
分厚い事前の問診票
（生まれた時からのことを詳細に記入する
10ページほどの問診票です‼️）
を見ながら、
穏やかな口調でこう
おっしゃいました。
「睡眠障害、中途覚醒もですが、
昼間の興奮を鎮めてあげた方が
本人にもいいかもしれませんね。
前頭葉の働きが整理されていない
感じですね。
リスペリドン（リスパダール）を
朝夕ほんの少し飲んでみましょうか。
落ち着いたときの実力を
見てみたいですね。
ADHDのお薬も有効かもしれないので、
今後、様子を見ていきましょう」
他の自閉っ子の１日のパニックや
興奮性がどんな様子か
見たことないですし、
すずは最重度で、同級生にも
似た感じの子（すずのような大変さのある子）
がいなくて、
どの程度の、どんな様子なら投薬⁉️
行動療法でなるべく投薬は
避けたいけど…
パニックや自傷、他害が
すずくらいの頻度や程度なら、
毎日服薬しなくてもいいの⁉️
と悩み悩み対応のしかたを学び、
親もイライラや絶望や疲れに耐え、
なんとか薬なしでがんばってきました🥹
学校やデイの先生にも、
「投薬が必要そうなレベルなら
医師に相談しますので、
遠慮なくおっしゃってくださいね。」
とお伝えしていて、
これまで、
「すずちゃんはパニック・自傷も
ときどきですし、
切り替えもうまくなってきているから、
薬は必要ないと思いますよ。」
と言っていただいていました
なので、
今回の診察には、
専門医の先生にも
何か良い行動療法を教えてもらって、
投薬しなくても大丈夫って
言ってもらえないかな。
でも、
最近はパニック・自傷だけでなく、
機嫌が良い時もハイテンション過ぎて
力加減ができずに怪力で
支援する人が危険な場面も多いので、
投薬した方がいいよって
言ってもらった方がいいのかな❓
と、複雑な気持ちで臨みました。
でも、診察室に入って
わりとすぐに
リスペリドン投薬の
話になったんです
パパと帰りの車で、
なーんだ、専門の先生から見たら、
とっくに投薬レベルだったんだね…😅
機嫌がいいことが多いから、
自分達や周りの接し方で
なんとかなるじゃないかって
がんばっちゃったよね、私たち…😅
と、何か
ほっとしたような、
一方で、
薬でないとコントロールできないのか…
ずっと飲むのか…
飲んでもどのくらい効果が出るかは
これから探って行くんだな…
という覚悟をしなくちゃいけないような、
なんとも言えない気持ちになりました
家に着くと、どっと疲れが…
大型犬みたいに院内を動き回るすずを
診察までの30分押さえていたので
体力的にも本当に疲れていましたしね💦
そんなわけで、
リスペリドン0.02gを
朝夕に分けて飲むことに。
また経過を報告しますが、
いい睡眠がとれて、
昼間の興奮がおさまり、
外部からの刺激が
ほどよく入るようになって、
すずのQOLが上がり、
私たち親のQOLも上がる
ことを祈るばかりです
🙏✨
しばらく様子見ですね。
とりあえず、
食後のルイボスティーに
メラトベルとリスペリドンを
入れて飲ませたら、20:30には
こんな状態です
おやすみ、すず
今週もがんばったね
