『すずちゃんののうみそ』は、
はじめは自費出版の紙芝居
(2016年3月発刊)でした。
(長年、教育系出版社の編集・企画・取材・
執筆・ブックデザインをしていたので、
仕事と家事育児の合間に、
自分で執筆・デザインしました)
↓ 紙芝居の詳細は、Bonamiさんのホームページで
すずが公立保育園を卒園するときに、
特別支援学校に就学するすずは、
近所の公立小学校に行くみんなと
お別れなので、
クラスのお友だちに向けて
お手紙を書いたのです。
保育園児さんにお手紙を
ただ読むのも味気ないな、
紙芝居にしてみようかな…と思った頃、
すばらしい絵本に出会います。
『さくらとカトリ』
(みきはなえ)
です。
↓詳しくはこちら。どの作品も素晴らしいので
「ボナミの本」をご覧ください。
ウェブショップで購入できます❣️
そう、
『すずちゃんののうみそ』の
絵を描いてくださった
三木葉苗さんが、文と絵を描き
旦那様の杉山聡さんが
印刷・製本した、
活版印刷・手製本のすてきな絵本です。
読んだ時、心が震えました。
すずだ、すずのことだ‼️
わかる、わかるよぉ〜😭
号泣です😭
自閉っ子のご家族で、
日々の困った行動に悩まされたり、
子育てに凹んだときに開いてみてほしい、
自閉っ子の内面世界。
久しぶりに読んだら、
また同じところで号泣😭
今は、まるで
すずとアランの会話のように思えて
また涙😹
『すずちゃんののうみそ』の
原稿を書き上げた当時、すぐに
葉苗さんに絵を描いてほしい‼️
と思い立ちました。
アトリエで『さくらとカトリ』
を購入しただけの
お客さんの一人でしかないのに、
図々しくもメールで
イラスト作成を依頼したところ、
他人の文章に絵を描いたことはなく、
悩まれたそうですが、
数日後お返事が来て
描いてくださることに‼️
1枚目の絵が届いたときの
感動は、今も忘れられません。
私がお支払いできる予算の関係と、
子どもたちに伝わりやすいイラスト、
ということで、線画の黒1色の絵に
少し色を入れるくらいの描き込みの絵を
依頼したのですが、
「保育園児さんが見るものなので
カラーにしたい、
子どもたちにとって
身近な画材の色鉛筆で
描いてみようと思って…」
というメッセージとともに、
表紙の絵が
メール添付で届いたのです。
やはり心が震えました。
すずだ、すずだよ❣️
夫婦で大喜びしました。
似ているだけでなく、
自閉っ子の、すずの、
感情までもとてもよく
表現されていたからです。
それから1枚1枚、
メールで絵が届くのを
会社の昼休みに見るのが
本当に楽しみでした。
かくして、
無事卒園式前にできた紙芝居は、
卒園式の3日前に
全園児と先生の前で読ませてもらい、
保育園に献本させていただきました。
その後、原画展や口コミで300部ほど売れ、
(その都度ポケットマネーでちまちま増刷😅)
岩崎書店の編集さんの目に触れ、
医学監修していただいて、
2018年1月、ほぼ原文のまま
絵本化していただけたのです。
保育園での読み聞かせのようすは
また別の日に。
↓紙芝居を読んだ日