復興のシンボルは青い鯉のぼり | 涼恵のアニミズム日記

涼恵のアニミズム日記

涼恵はブラジル生まれの女子神職。八百万の神々や目に見えない気配を身近に感じられる風景を、女性神主であり歌手の涼恵がその活動を通じてblogに綴ります。
#女子神職 #言霊の唄い手 #神職の歌姫 #東洋のエンヤ #リアルナウシカ

先月石巻でコンサートをさせていただいた際に、新たな出会いがありました。



同行して下さった、いつもお世話になっているレコーディングエンジニアの玉井さんの知人に逢うため、石巻入りする前に東松島の大曲浜という場所に立ち寄りました。



そこでは、青い鯉のぼりプロジェクトという復興イベントが立ち上げられていました。



私の口からではうまく説明できないので、以下ホームページから抜粋させていただきました。

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鯉のぼりは天に昇って竜になりやがて伝説となる。

青い鯉のぼりは子鯉で「家族」のシンボル。

青い鯉のぼりを弟の律や同じ東日本大震災で亡くなったこども達の為に、地震や津波の心配の無い大空高くに揚げてください。

そしてもし不用になった「青い鯉のぼり」がありましたら私達に送ってください。私達の街や人々の復興のシンボルとして、そして亡くなったこども達が寂しくない様に沢山の青い鯉のぼりを空高く揚げたいと思います。



●今年の5月5日(2011年)から復興のシンボルと東日本大震災の犠牲になった子供達の為に継続的に「青い鯉のぼり」を伊藤律君のふるさと宮城県東松島市大曲浜に掲げたいと思います。



発起人代表(提唱者)/宮城県東松島市 伊藤健人(17才)



http://www.wadaiko.info/ritsunoyume/koinobori.html

青い鯉のぼりプロジェクト

実行委員会(流行天国工房内)



〒987-0012

宮城県遠田郡美里町字素山町65

担当/千葉

◆TEL 080-5550-9984

◆メール shu.c@wadaiko.info



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伊藤健人くんは五歳の弟さん、お母様、祖父母様を津波で亡くされました。

厳しい現実の中で、復興に向けてまず行動したことは、弟の為に青い鯉のぼりを立てることでした。



その心は多くの方々の心を動かし、震災から僅かな時間にもかかわらず五月五日の子供の日には全国から204匹の青い鯉のぼりが集まったそうです。



今年は今現在237匹の青い鯉のぼりが集まっているようです。



ほんのお気持ちにしかならないかもしれませんが、私の家族もこのプロジェクトに賛同して、青い鯉のぼりを現地に郵送しました。



このblogの読者さまにもご紹介できたらと今日は日記を書きました。



我が子を胸に抱きながら、青い鯉のぼりを見上げて、心から復興をお祈り申し上げました。



天まで届け青い鯉のぼり!