第243話 人生経験論16 『管の理』 | 鈴鈑工業のブログ

鈴鈑工業のブログ

板金屋さんの一喜一憂

今回のテーマは、


『管の理』

(くだ の ことわり)


いわゆる「管理」について


私が今までに経験してきた


持論を申します。


-----------------------------


「管理してくれ!」


「管理がちゃんとされている!」


「管理体制」


なんていう、会話や言葉が


こと会社内ではよく使われます。



社会学の意味合いでは、


“組織を円滑に能率的にし、

目標を達成するための、維持、

発展を図ること


なんて、カタっ苦しいことが


書かれてあったりする。


-----------------------------

私なんかは、


もっとシンプルに考えています。


読んで字のごとく、


「管(パイプ)のような、理(道理)」


だと思えます。

-----------------------------

例えば、


管理職に求められることの中には、


①各部門をまとめること

②業務を円滑に回すこと

③ある程度の指揮と判断をすること

④部下を教育をすること

⑤外部と応対できること


などなど、があったりします。




よく、エクセルなどを利用して


膨大な量のデータを保管していたり


する場合なども「管理」している


と言われたりします。


--------------------------

私の勝手な見解は、


「管(パイプ)」


なんだったら、


中に流れるものが、


気体であれ、固体であれ、液体であれ


スムーズに流すことが重要でしょう。



上下、左右、どちら向きに流れても


スムーズに伝達できれば、


「管」としての「道理」は


果たせてるんじゃないでしょうか!



だからこそ、その「管」は、


なるべく歪曲(わいきょく)していない


ことが望ましいですし、


不純物が内側に無いことも望ましい。



また「血管」などを想像してもらっても


わかる通り、


管が詰まれば、どっかで破裂するし、


不純物で通り道が狭ければ、


身体の動きが鈍くなる。




会社が人の体だと例えるならば、


脳みそが「役員」


血液が「従業員」


脳にも体中にも、血液を送る血管が


「管理職」だと思います。



血管がもろくなれば、


それだけ、情報伝達も鈍り、


上層部と従業員との


意思の疎通もなくなり、


「噂(ウィルス)」ばかりが蔓延して、


次第に会社は「病気」に陥るでしょう。


-------------------------------

どれだけ、


迅速に、正確に、情報を伝達できるかが、


「管理」の本質だと、私はこれまでの


経験で学びました。


-------------------------------

また、私の過去の話ですが、


「管理」を勘違いしていた若き時代、



管理職とは、


・従業員をしきること

・細かくデータベースを作ること

・みんなから頼られること

・みんなより知識が多いこと


さえ、身に付ければOK!


なんていう自信を持っていました。

-------------------------------

それら4項目を目指したって、


「管理」してることには


なりませんね。




「どんなに良いこと悪いことを見極められ」


ても、


それをしっかり、ストレートに伝達しなきゃ!



「情報」をうまく収集、伝達できれば、


実は「管理」もしやすくなるものかも


知れません。