第230話 人生経験論15『諸行無常』 | 鈴鈑工業のブログ

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板金屋さんの一喜一憂

諸行無常

(しょぎょうむじょう)



諸行

この世の現実存在するもの全て

(物質も精神も、行動も考えも全て)



無常

常(同じ状態のまま)では、無い。

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仏教用語の一つであるこの言葉。


まさに人生を振り返ると、


その通りである。

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1秒先が、「必ず同じ状態」で無いとしたら、


せめて「今より良い状態」に変化したい。



そんな風に願いたくもなるのが、人間の心情。

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けれど、


人生そんなに「甘く」ないし、


山と谷、の変動だからこそ「人の生き様」


なるんだと、は思う。

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著者も過去を振り返ったとき、


「よし、このまま俺は順調な人生だ!」


と、疑わなかった時期もあり、


「あ~、俺はこのままで一生を終えるのかな~」


と、ヘコみ続けた時期もある。

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しかし、時は刻み、


変化に変化を重ね


今に至ると、


実は一瞬たりとも、同じ状態が無かった


かもしれない、と思えてくる。

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職場にも仕事にも、それは言える。



職場の環境も変化し、


人員も変化し、


仕事のやり方や質も変化している。

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でも、


実は、


一人一人、


自覚していないだけで、


この世が「諸行無常」であると、


無意識のうちには思っているのかもしれない。



だからこそ、


「今よりも少しでも前へ」


と、変化を求めたり、


「今を維持したい」


と、様々な行動を起こしたり、



するのでは、なかろうか。