諸行無常
(しょぎょうむじょう)
諸行
↓
この世の現実存在するもの全て
(物質も精神も、行動も考えも全て)
無常
↓
常(同じ状態のまま)では、無い。
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仏教用語の一つであるこの言葉。
まさに人生を振り返ると、
その通りである。
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1秒先が、「必ず同じ状態」で無いとしたら、
せめて「今より良い状態」に変化したい。
そんな風に願いたくもなるのが、人間の心情。
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けれど、
人生そんなに「甘く」ないし、
山と谷、の変動だからこそ「人の生き様」に
なるんだと、は思う。
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著者も過去を振り返ったとき、
「よし、このまま俺は順調な人生だ!」
と、疑わなかった時期もあり、
「あ~、俺はこのままで一生を終えるのかな~」
と、ヘコみ続けた時期もある。
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しかし、時は刻み、
変化に変化を重ね
今に至ると、
実は一瞬たりとも、同じ状態が無かった
かもしれない、と思えてくる。
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職場にも仕事にも、それは言える。
職場の環境も変化し、
人員も変化し、
仕事のやり方や質も変化している。
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でも、
実は、
一人一人、
自覚していないだけで、
この世が「諸行無常」であると、
無意識のうちには思っているのかもしれない。
だからこそ、
「今よりも少しでも前へ」
と、変化を求めたり、
「今を維持したい」
と、様々な行動を起こしたり、
するのでは、なかろうか。