第211話 人生経験論13 『働く』 | 鈴鈑工業のブログ

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板金屋さんの一喜一憂

今回のテーマは、


『働く』


ということについて。

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お給料や、おだちんをもらうことでの、「働く」


ボランティアなど、無償の活動での、「働く」


指示や命令による役割を与えられての、「働く」


など、全ての「働く」が対象となります。


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著者の20代後半までの


「働く」の認識は、


いわば「労働する」ということでした。



読んで字のごとく、「が身体をかして行うこと」、


それによって、お金をもらうこと、が働くことだと


思っていました。


(にんべんに、動くと書いて「働」だからです)

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しかし、


著者が30代に入ってすぐに、


とある人から、


『ハタ(傍)を楽にすること』


が「働く、の意味だ」、と教わりました。

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「ハタ(傍)=周囲の人たち」を「楽に」


させることが、働く・・・。


「本気でそんなことをしたら、周りの人たちは、


ラクになって、ドンドン怠け者になってしまうん


じゃないか?」



まぁ、当時の著者には、こんな↑発想しかできなかった


わけでして・・・お粗末さんです。



とにかく「やってみよう」!


「案ずるよりも、産むが易し」


ってことで、


自分の仕事場でのやり方を、大幅転換しました。


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第一弾

『自分以外が楽になるために!』


結果、


大失敗。


「自分以外が」という、思い込みが原因でした。


周囲の人、全ての価値観に合わせて、


「ラク」にしてあげようとすると、


最終的に、自分が周りの人の分の


仕事まで取り上げて、こなしてしまう形となり、


気付いたら、


「自分だけ、鬼キツい!」


状況になってしまいました。


さらに、追い打ちをかけて、


楽になった周囲が、


「余裕コイてる」のを見て、


「ムカっ!」


としている自分に気付き、


(「違う違う違う、たぶん、解釈を間違えてる」)


と、思い直しました。

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第二段

『自分を含め、ハタが楽にできるように!』


結果、


今現在の著者のスタイルです!



自分が周囲の代わりに、「やってあげる」んじゃなくて、


自分も周囲の人たちも「楽に」なる、


仕組みや、ルールや、決まりごと、


などを提案して、作り上げていくこと。



そして、


これを実践するには、必ず通らなければならない


「プロセス(過程)」があります。



そのプロセスとは、


『まず、自分が先に経験してみる』


ことです!



その仕事を自分で「一定期間」経験することで、


難しさ


体力的精神的なツラさ


時間の掛かり具合


問題点


改善点


が実感でき、新しい仕組みのアイデアが


浮かびます。


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こんな風に、


ハタを楽にしてあげれば、


周りの人たちが不満を抱えにくくなる

ストレスが少なくなる

気持ちに余裕ができる

笑顔が多くなる

職場が活性化する

業務がスムーズに運ぶ

会社に利益がもたらされる

従業員の給与ベースをアップできる

会社全体のモチベーションが上がる

みな個々に「ハタを楽にしよう」と、

アイデアを出してくる

社風が自然と組織的になる

会社規模を大きくする土台となる



まぁ、これは、あくまで「理想図」であって、


だけど、


少なくとも、マイナス方向へ向かうことは


ないと思っています。

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そして、


「ハタを楽にする」


のもう一つの意味。



世の中の、


お父さんがたは、


「ハタ(家族)の、生活を楽にする」


ために、日夜、


『働いて』


いるんですよね!