著者が昨日見た映画があります。
2003年公開の作品
「座頭市」
勝 新太郎の座頭市ではなく、
北野 武の「座頭市」。
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著者自身、この作品を今までに何度も何度も
見返しているのですが、一向に飽きません。
もしかしたら、一番気に入っている作品かも
しれません。
よって、この機会に「レビュー」したいと思います。
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「R15指定」のこの作品は、
とにかく人が斬られます・・・。
ざっと、50人以上・・・下手すりゃ100人近くが斬られて
いるんじゃないかと思います。
殺陣(たて)シーンの表現が
あまりにリアル(?)なため、
CGを使っていることを差し引いても、
「R15指定」は仕方ないかも・・・。
著者的に気に入っている理由は、
1、登場人物一人一人の「覚悟」を感じる作品
2.「最強。」のキャッチフレーズにふさわしい作品
3.「最強。」であるがゆえの、「役割」を感じる作品
4.独特の「北野世界感」
5.浅野 忠信が演ずる服部の「一瞬のおごり」が見どころ
などなど
数えきれない、奥深さがあります。
基本、たけし軍団らも出演しているので、
「ベタな」コントも随所に含まれていますが、
やはり「殺陣シーン」のダイナミックさが魅力の一つです。
そのいわゆる「残虐」とも感じられるシーンですら、
ストーリー背景を知れば知るほど、
「カッコ良さ」に見えてしまうのが不思議な作品でもあります。
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「居合(いあい)の達人」座頭市。
「居合」は座った姿勢を指すらしく、
お互い立っている、「立合(たちあい)」と対局を成す意味が
あり、どんな狭い場所でも、どんな姿勢からでも、
相手に致命傷を負わせる「居合」は、言わば「最強」
なのかも知れませんね。
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一度、機会がありましたら、
「座頭市」
見てみて下さい。
ちなみに、テレビ版で放映されたものは、
「R15指定」を解除するために、
カットされたセリフやシーンがあるようですので、
「完全版」を是非見て下さい。
(強烈な表現が苦手な方はご遠慮下さい)
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「殺陣シーン」だけを集めた動画が
Youtube でありましたので、
抜粋転載します。
(強烈な表現が大丈夫な方のみどうぞ)
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現代では、刀なんて持ってたら、
「銃刀法違反」で
即、捕まりますが、
日本の歴史にも、
「日常生活の中、一瞬で生死が分かれる時代」
が確かに存在したんだと思います。
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歴史より学べ!
の精神は、一つの映画作品の中にも隠れていたりします。