第167話 座頭市 | 鈴鈑工業のブログ

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板金屋さんの一喜一憂

著者が昨日見た映画があります。


2003年公開の作品


「座頭市」


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勝 新太郎の座頭市ではなく、


北野 武の「座頭市」。


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著者自身、この作品を今までに何度も何度も


見返しているのですが、一向に飽きません。


もしかしたら、一番気に入っている作品かも


しれません。


よって、この機会に「レビュー」したいと思います。

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「R15指定」のこの作品は、


とにかく人が斬られます・・・。


ざっと、50人以上・・・下手すりゃ100人近くが斬られて


いるんじゃないかと思います。



殺陣(たて)シーンの表現が


あまりにリアル(?)なため、


CGを使っていることを差し引いても、


「R15指定」は仕方ないかも・・・。



著者的に気に入っている理由は、


1、登場人物一人一人の「覚悟」を感じる作品


2.「最強。」のキャッチフレーズにふさわしい作品


3.「最強。」であるがゆえの、「役割」を感じる作品


4.独特の「北野世界感」


5.浅野 忠信が演ずる服部の「一瞬のおごり」が見どころ


などなど



数えきれない、奥深さがあります。



基本、たけし軍団らも出演しているので、


「ベタな」コントも随所に含まれていますが、


やはり「殺陣シーン」のダイナミックさが魅力の一つです。



そのいわゆる「残虐」とも感じられるシーンですら、


ストーリー背景を知れば知るほど、


「カッコ良さ」に見えてしまうのが不思議な作品でもあります。


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「居合(いあい)の達人」座頭市。


「居合」は座った姿勢を指すらしく、


お互い立っている、「立合(たちあい)」と対局を成す意味が


あり、どんな狭い場所でも、どんな姿勢からでも、


相手に致命傷を負わせる「居合」は、言わば「最強」


なのかも知れませんね。

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一度、機会がありましたら、


「座頭市」


見てみて下さい。


ちなみに、テレビ版で放映されたものは、


「R15指定」を解除するために、


カットされたセリフやシーンがあるようですので、


「完全版」を是非見て下さい。


(強烈な表現が苦手な方はご遠慮下さい)

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「殺陣シーン」だけを集めた動画が


Youtube でありましたので、


抜粋転載します。


(強烈な表現が大丈夫な方のみどうぞ)



座頭市 殺陣シーン集

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現代では、刀なんて持ってたら、

「銃刀法違反」

即、捕まりますが、

日本の歴史にも、

「日常生活の中、一瞬で生死が分かれる時代」

が確かに存在したんだと思います。

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歴史より学べ!

の精神は、一つの映画作品の中にも隠れていたりします。