第140話 アルマイト本格始動!鏡面!! | 鈴鈑工業のブログ

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板金屋さんの一喜一憂

T次長のアルマイト研究も


ついに本格始動段階へ。



今回のサンプルは、


鏡面(きょうめん)素材


アルマイト処理です!



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アルミ素材を磨きに磨いて、


鏡のように光らせた素材たち!


磨いた人物は、


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この人↑(W氏)


毎度のことながら、本人の尊厳のために


目隠し処理してあり、人物の特定は


不可能です。



なかなかの磨きテクニック!


というよりは、


本人の性格が細かい作業に向いている


のかもしれない。



前回までのサンプルは、


紅茶や緑茶で染めましたが、


今回は本格的な塗料を使います。



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まずは、Rit ロイヤルブルー!



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手際よく、SUZUBANロゴを電解液で処理し、


染め上げたものが、これ↓


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2種類のロゴを試しましたが、


課題が明確になりました。


一つ目の課題は、


アルミを鏡面にする際、


「研磨粉」を使うのですが、


あまりに細かな形状だと、


スキ間に研磨粉が残り、


染まり具合が不安定になったり、


色が乗らない部分が出てきます。




二つ目の課題としては、


素材の表面積が少ないと、


磨くときの「熱」でゆがんだり、


ひしゃげたり、と、形状が波打って


しまいます。



では、もう少し表面積の多いサンプル


でトライしてみましょう。


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次は、イエローゴールドを使用。



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染料を煮出した時点では、


紅茶とあまり変わらない感じに見えます。


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染めるサンプルは、


少し表面積の多い、


フリーハンドで作った、


「クロス」と「ガイコツ」。



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ほぼ、ゴールドに染まっています。


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元の素材を「鏡面」にすると、


光沢と質感がまるで違います。


高級感が出ます!


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おまけに、鏡面の場合は、


染料に漬ける時間も1分程度と、


超短い!


鏡面の光沢を生かすには、


薄っすら染める方がキレイな仕上がりに


なります。



課題も見えたし、


さらなる高みへ、


いざ、精進っ!



と、T次長は申しております。