今回のテーマは、『血』。
「血」と言っても、
スパッと切って、
タラッっと流れる「血液」に関する
経験論ではありません。
『血縁』や『血のつながり』といった、
どちらかというと遺伝的な
話題です。
-----------------------------
最近のTVドラマで、
なんてのがあります。
「血のつながり」って、
いったい何なのか?
という問いかけを含んだドラマで、
著者も見ています。
さらには、日曜ドラマの
これにも、
「血縁」、「血族」のテーマが
盛り込まれていると感じながら、
毎週見ています。
----------------------------
いきなり自身の結論から述べますが、
『縁は血よりも濃し』
です。
たとえ身内の中に、
「血のつながり」のない方がいらっしゃった
としても、
なんら危惧(きぐ)する必要はありません。
とあるドラマの一説を
例に挙げさせて頂きますが、
ある親が
「お前は俺と血を分けた子供なんだから、
俺の借金を払え!」
と、すごんでいる場面。
言葉は悪いかもしれませんが、
言わせてもらいます。
『アホか』。
また、
他の場面では、
子供が
「私には犯罪を犯した親の血が
流れているから同じことをしてしまうかも
知れない」
と泣いていました。
-------------------------------
血がつながっているだけで、
行動やら、言動やらが自然に遺伝する
んでしょうか?
子は親の「背中」を見て育つ!
著者は、心よりそう思います。
逆に血のつながりがなくとも、
たとえ養子や、未届けの子でも、
やはり育てている親の「背中」を見て、
良くも悪くも学んでいきます。
------------------------------
考えて見て下さい!
もし、「血」だけで、
その人の行動や、言動や、
罪の意識までもが伝達されてしまうとしたら、
『献血』
という制度に問題が生じるんじゃ
ないでしょうか?
献血を経験された方々に質問します。
献血をする際、
「あなたは前科がありますか?」
とか、
「心理テストを受けて下さい」
なんて、言われたことありますか?
-----------------------------
私は、決して「血筋」を軽んじている
わけではありません。
ただ、「血」だけでは割り切ることの
できない、「縁」を重んじているだけです。
--------------------------------
生まれたとき、
「血」は、その人の「根っこ」を形成するの
かもしれません。
ですが、その先に
どれだけのお日様を浴びて、
どれだけの栄養を受けて、
どれだけの風雨に耐えて、
どれだけの支えを経験したか、
で、その人の
「茎」と「枝葉」と「実」の
形が変わると信じています。
だとするならば、
「縁あって」
我が子と出会ったならば、
血のつながりがあろうが、
なかろうが、
「土壌」を与え、
自身の「背中」を見せ続けることが、
「真」ではないかと思います。
-----------------------------
このテーマを書いている著者自身、
「我が子」との、
「血のつながり」はありません。
けれど、
素晴らしい「縁」によって、
出逢えた、
「私の子」
だと自負しております。
これにて8回目の
人生経験論を
締めくくらせて頂きます。
『縁は血よりも濃し』!!