第114話 人生経験論8 『血』 | 鈴鈑工業のブログ

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板金屋さんの一喜一憂

今回のテーマは、『血』


「血」と言っても、


スパッと切って、


タラッっと流れる「血液」に関する



経験論ではありません。



『血縁』『血のつながり』といった、


どちらかというと遺伝的な


話題です。

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最近のTVドラマで、


「生まれる。」


なんてのがあります。


「血のつながり」って、

いったい何なのか?


という問いかけを含んだドラマで、


著者も見ています。



さらには、日曜ドラマの


「Jin -仁-」


これにも、


「血縁」、「血族」のテーマが


盛り込まれていると感じながら、


毎週見ています。

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いきなり自身の結論から述べますが、


『縁は血よりも濃し』


です。



たとえ身内の中に、


「血のつながり」のない方がいらっしゃった


としても、


なんら危惧(きぐ)する必要はありません。




とあるドラマの一説を


例に挙げさせて頂きますが、


ある親が


「お前は俺と血を分けた子供なんだから、


俺の借金を払え!」


と、すごんでいる場面。



言葉は悪いかもしれませんが、


言わせてもらいます。


『アホか』。



また、


他の場面では、


子供が


「私には犯罪を犯した親の血が

流れているから同じことをしてしまうかも

知れない」


と泣いていました。

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血がつながっているだけで、


行動やら、言動やらが自然に遺伝する


んでしょうか?



子は親の「背中」を見て育つ!


著者は、心よりそう思います。



逆に血のつながりがなくとも、


たとえ養子や、未届けの子でも、


やはり育てている親の「背中」を見て、


良くも悪くも学んでいきます。

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考えて見て下さい!


もし、「血」だけで、


その人の行動や、言動や、


罪の意識までもが伝達されてしまうとしたら、


『献血』


という制度に問題が生じるんじゃ


ないでしょうか?



献血を経験された方々に質問します。


献血をする際、


「あなたは前科がありますか?」


とか、


「心理テストを受けて下さい」


なんて、言われたことありますか?

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私は、決して「血筋」を軽んじている


わけではありません。



ただ、「血」だけでは割り切ることの


できない、「縁」を重んじているだけです。

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生まれたとき、


「血」は、その人の「根っこ」を形成するの


かもしれません。


ですが、その先に


どれだけのお日様を浴びて、


どれだけの栄養を受けて、


どれだけの風雨に耐えて、


どれだけの支えを経験したか、


で、その人の


「茎」「枝葉」「実」


形が変わると信じています。



だとするならば、


「縁あって」


我が子と出会ったならば、


血のつながりがあろうが、


なかろうが、


「土壌」を与え、


自身の「背中」を見せ続けることが、


「真」ではないかと思います。

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このテーマを書いている著者自身、


「我が子」との、


「血のつながり」はありません。



けれど、


素晴らしい「縁」によって、


出逢えた、


「私の子」


だと自負しております。




これにて8回目の


人生経験論を


締めくくらせて頂きます。



『縁は血よりも濃し』!!