第16話 好奇心は、想像力と創造力を生む! | 鈴鈑工業のブログ

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板金屋さんの一喜一憂

昨夜、スポーツニュースである有名なサッカー選手が

こんなセリフを言ってた。


『より大きな目標を掲げたときほど、

     最初は周囲から笑いが起きるもんだ。』


・・・と。


まさにっ !! 照れる


好奇心を持って、その目標をより具体的に頭に浮かべた時、


必ずや「形」となって残るであろう!ふふんっ



では、実際に鈴鈑工業の「想像と創造」の世界を見て頂こうっ!





第一弾 【総力の結集 ミニチュア製作】


たとえば下の写真↓


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これだけ見ると、”テーブルに乗っかってる単なる四角”


みたいな感じだが、実際の品物は、


下のように↓ 男4人掛かりで運ぶような重量物!


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↑  ミニチュアと若干形状が違いますが、イメージだけでも。


この大きな製品を手の平サイズで作ってみたのでした。


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他にも、



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こんなミニチュアや・・・



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こんなミニチュアも作った!


た~だ外観の見た目だけをミニサイズにしたのではなく、



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裏側はもちろんのこと



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細部に至るまでを忠実に再現!


当たり前だが、材料は全て鉄を使用し、


二次元CADでの部品データ縮小から始まり、


二次元レーザーでパーツ作成、


ベンダーで曲げ、


バーリング加工、


溶接、仕上げの後に塗装までを施して、


完全に現品と同じ製作工程を踏んでいます。

おまけ要素で、図面や出荷用伝票もミニチュアにして、


この製作に関わる全ての


人間の「想像力と創造力」が結集しました !!


溶接工程のT次長いわく、


鈴鈑工業のブログ-T  

「モノが小さくなっても、ひずみ方は同じだったぜっ!」


「これだったら、デカい新規品の時なんかは、ミニチュアで

 トライ(試し製作)してもいいかもなっ!」


「たとえ失敗しても材料の無駄が最小限で済むしなっ!」


・・・と、今後の新規製作の、手法のワクが広がりそうな

発言をしていた びっくり」


そうそう、余談ではあるが、


京都の法隆寺や薬師寺金堂などを大修繕した、


伝説の宮大工 『西岡 常一』 も修繕前に、

完全再現した寺の模型を作っていたなぁ うんうん


宮大工棟梁・西岡常一 「口伝」の重み/西岡 常一
    

↑ モノ作りに携わる人たちに、是非、読んでもらいたい!

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第二弾 【文字を削り出せ】



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ブロックの表面に文字が・・・

そう、これはアルミの延べ棒に文字を浮かび上がらせる

ようにしたもの !!


ただの四角いブロックの側面を削り、そして文字の輪郭部を


細かく削り出して、浮き上がらせたシロモノです。



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こんなサイズもお手のもの おんぷ


ブロックと文字が一体なので、


用途は色々考えられそうですね。




第三弾 【三次元で文字を切っちまえ】


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平らな鉄板で文字を切って、


それから曲げたのではありませんっ むっ


ちゃーんと、


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↑ 三次元CADでプログラムを組んでから、


三次元レーザーで切ったんですよ!


様々なプレスパネルに文字を乗せて切れるとも


思うので、また色々試してみよっっと。





第四弾 【文字切りオンパレード】



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↑ 板厚 2.3mm の鉄


ぶっちゃけ、平らな鉄板から文字切るのなんか、


難しくもなんともない!


一番、頭を悩ませるのは、どんな書体で、


どんなデザインにして、


どんな仕上がりになりそうかを「想像」することが、


何より大変っ!

あと、文字を抜くのか、それとも文字を残すのか、


によって文字間の「つなぎ」をどう表現するのかも、


難題の一つである!



サンプル写真を載せよう ↓



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こんなの序の口



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これも特に問題ない



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このサイズになると、中段クラスかなぁ



難易度って、結局は、文字の細かさとサイズの


小ささに比例してくるものである!

「発想」が大部分を握るかも・・・。




第五弾 【応用 文字切りを製品に!】


じゃあ、この「文字切り」って製品になんないかなぁ ?


作ってみましたっ!↓



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↑ 出荷や保管でモノを入れるワク付きパレット!



鈴鈑工業のブログ-2dsousaku2  

↑ 文字を入れた製品が完成!


まず、ワク部分の設計をし、


二次元CADで各部品のデータを作成、


二次元レーザーで文字とパーツを切り、


ベンダーで曲げて、


溶接、そしてボルト締め組立てっ!


この試みも、各工程の担当者スキルが成しえたワザっ!




以上、いかがでしたか。


「小さな発想」から「大きく想像」して

「大胆に創造」する

鈴鈑がモットーとする

「多品種・高難度・小ロット」の経験


幾度となく修羅場を潜り抜けた

「従業員の知恵」


そして、その二つの力を実現可能にできるだけの

「多彩な設備」



新年、早々、

大いに宣伝させてもらいますよーっ ふふ~ん


ワハハハハハハハ