数ヶ月前までの数年間、私は、髪は、自分で切っていました。
しばってお団子にするのが楽なので、多少へたくそに切っても、気にならない。
逆に、せっかく美容室でステキに切ってもらっても、見えなくなるから、意味ない、と思っていました。
…以前、美容室に子連れで行ったときに、私が切ってもらい中で動けないので、子供たちがどんどん野放しになり、落ちている髪を手で集めて、ばっさーとまいて遊びはじめて、言葉だけではとめられなかったのも、ツラいトラウマです
(落ち葉を見ると、思い出す…)
美容室 = 大変
…な割には、効果を生かせない生活をしている
→自分で切った方がストレスがない
というわけでした。
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で、末っ子が幼稚園に通い出したので、気がついたら、午前中なら一人で気軽に美容室に行ける身になっていました
…入園後、半年以上経っていました(気づくの遅い;;)。
気になる近所の美容室に行ったら、なんだか、気になっていたクセの相談に乗ってもらえて、出来ないと思っていた、なったらいいな♪という前髪にしてもらえたり、やっぱり、プロに切ってもらうのはいいなぁ、楽しいかもとなり、三回目。
このたび、思い切って、しばれない長さにしてもらうことにしました。
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そんな思いが伝わっていたのかどうか、美容師のお兄さんが、とてもためになるお話しをしてくれました。
(以下、私の曖昧な記憶を元に再現しているので、正確に、話されたとおりじゃないと思うし、そうなるとどうしても私フィルターがかかっていると思いますが、話半分に(?)お読みください)
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髪の色や形が、その人に似合う似合わない、というのは、人それぞれ感じ方の違いがあるから、一概にどういうのがいいとは言えない。
そういうのを研究しつくして、いつもきれいにしている人は、ホントに一部の人でしかないし、人前に出る職業の人とか、必要があってやっている人もいる。
お子さんもいて、忙しくて、そこまで手がかけられない、というのもある。
でも、
髪の毛のことを気にかけている、お手入れしている感、まわしている感、というのは出すことができる。
例えば、
よその家におじゃまして、感じがいいな、という印象を与えるのは、デザインよりも、片付いてお手入れされている感じ。
そういう、まわしてる感が大事なんじゃないかな。
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…で、私は、『すごい勉強になります!』とか、『まわしてる感、出したいです!』とか、もう、そんなお話しが聞けると思ってなかったので(だって、色形がどうにもならない、となったら、美容師さんのお仕事ないじゃないですか;;)、すっかり楽しくなって、
なにか、洗い流さないトリートメントとか、やったほうがいいかも、というアドバイスをもらいつつ(今使ってるハンドクリームが、髪にも顔にもって書いてあったから、そういうのは?みたいな質問もして)、
また来よう!まわしてる感目指そう!と思って帰りました♪
…
そんな話をウキウキと、だんなに報告したところ、
『それって、○○(私のこと)が、全然お手入れもしないで、ボサボサにしてるから、遠回しにダメ出しされたんじゃないの?女として、というか人として。』
と言われ、おぉ、確かに、そういう見方もあるねぇと、それも面白い!と思ったりしました。
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で、切ってもらった髪を、あらためて家の鏡で観察すると、意外にクセがなくまっすぐ過ぎ、とか、もうちょっと後ろのほうが短いほうがいいな、とか、いろんな『こうだったらいいな』という希望が出てくる状態に。
これは、『髪に気をまわしてる、気にかけてる』ってことなんじゃないか?
…もしかして、あんまり似合わなく切れちゃったから、美容師さん、言い訳?みたいな気もしつつ;;
でも、心に響く、ためになる話を聞いたな~という感動の方が確実に大きく、面白かった
気をまわすには、気に入った髪型にしてもらうというのも、必要だと思うので、また次回もおんなじ美容室に行って、チャレンジしようと思うのでありました。
追記:
息子によると、私の短い髪形は、ブルゾンちえみににているとのこと。写真みて、なるほどと思いました♪あと、『3月のライオン』のスミス、!とのこと