沖縄パワスポのおかげか(?)、年末のお休み前に採卵ができることに何度も繰り返してるからなのか、刺激方法は21個の最高記録を出した前回と同じにもかかわらず、採卵前に見えた数は5個だった。KLC時代に比べたらそれでも多いのだけれど、少なく感じる不思議
先生から「小さい卵胞含めて10回くらい刺しますよ。おそらく採れるのは3〜8個くらいかな」と聞き、それなら耐えられそうと、びびりながらも久しぶりに局所麻酔を選んだ。
当日は5時までは水分摂ってOKだったので5時起き6時代に夫におたまを採ってもらい、これはこれで大変だろうなと思いながらピアノを弾いて待つ。
大切に抱えて7時30分に病院へ到着。都心とはいえ12月下旬の早朝は寒い。リカバリールームに案内され、着替えを済ませて待って、8時過ぎに採卵室へ向かった。
ここにきて、やっぱり局麻が怖すぎる高くても後のダメージ大きくても静脈麻酔にすればよかったかなぁと早くも後悔。が、そんなことを思いながらも、坐薬を入れられ処置は進んでいく。
そもそも局所麻酔を打つ時点で痛い記憶だったのだけど、今回はちょっと刺されてるのを感じるくらいで大丈夫だった
エコーを見ながら、「はい、次ここいきますよー」と声をかけてもらいつつ採卵していく。あれ、もしや今回余裕かも?と思ったのだけれど、2カ所、ツキン!!とした痛みがあって、思わず「うっっ」と息を吐き出した完全に油断してた。
15分ほどで採卵を終え、なんとなく下腹部が痛むのを感じながらリカバリールームへ。そこから40分ほどうとうとしながら体を休める。起きたら9時で、ほんの少しお腹の奥に痛みがあるものの、動けそう。電話して体調OKの旨を伝え、着替えて診察室に向かった。
今回の結果は・・・!
成熟卵4個、あと少し1個、未熟卵3個の計8個。
これまでと同じく、すべて顕微受精してもらう。
そして、グレードのいいものから順に2つを初期胚凍結、残りを胚盤胞まで育てることにした。
その理由は、2つ。どちらも胚盤胞まで育ちにくいとわかっているからなのだけど、1つめは移植をすれば妊娠の可能性があること。逆に言うと、移植しなければ妊娠しないってこと。チャンスを少しでも広げたいなと思った。
20年くらい前までは培養の技術がなくて体外で胚盤胞まで育てるのは困難だったそう。だからすべて初期胚移植だったのだとか。「ただ、今の培養液が体内環境以上かと言われるとそうではない。受精卵によっては体内の環境の方が育つ場合がある」と先生に聞き、それならばと初期胚2個凍結を決めた。
2つめは、心のダメージを軽減すること。採卵→全滅のときの絶望感にどうしても一定期間打ちのめされてしまうので、たぶん心にも体にも悪い。希望を持って治療を進めるためにも今回の決定をした。
年明けの凍結相談までは、年末年始のお休みを満喫するさっそくその足で実家に帰り、朝ごはんを食べてソファでごろごろ。静脈麻酔のときは吐き気がして、すぐに自宅に帰って横にならないとダメだったけれど、局所麻酔は大丈夫だった。
良し悪しだなぁと謎に麻酔経験値が上がっているのを感じた