私の教え子の一人がこの春最難関の私立中学校に入学したが、最初彼に出会ったのは彼が小学低学年時で、 マリオを一度も地面に降ろさせず全てのステージをクリアするという、自身の縛りルールでトライしていたらしい。その理由はごく単純で、普通にやったら簡単過ぎるので自分でルールを追加したらしい。


先日、ある仕事終わりで私は釣りに出かけた。ちょうど仕事先の近くでスズキの一級ポイントがあったので。残念ながらその日は小さなサバ1匹しか釣れなかったが、途中で大物をバラしてしまった。相当な引きで恐らく80cmはあるスズキと思われるほどの大物。残念。


実はこの日の釣り具は全て100均商品。竿もリールも1000円以内の価格。家にはもっと高級な竿もリールもあるが、この夏から秋にかけては 私なりの100均商品縛りで 釣ってみるつもり。


近年の釣りはボートからのジギングやエギングといったレジャースポーツ系が大流行だが、ボートフィッシングは1回当たり数万円かかるし、釣り番組の影響で1本数万円の竿やリールを数セット持ち込むスタイルが一般化しつつある。こんなのは私の稼ぎでは到底無理がある。だが、考え方を変えてみればそんな形でなくても十分楽しめるはず。で、考えだしたのが 100均縛り。


もちろん100均商品なのでかなり無理がある。無理があるが、できる範囲もあるので、そのできる範囲で釣れる魚を釣るというのがコンセプト。


大金ははたけないが、知恵と工夫はいくらでも注力できる。この知恵と工夫こそが楽しさそのものではないだろうか?


釣り自体は縄文時代から行われているらしい。動物の骨で針を作り植物の繊維や 獣毛を編んだりした糸と竹の竿で釣っていたのだろう。私にはそこまでの技量はないが、工夫すればいろんな魚は釣れるはず。


先日はバラしてしまったが、魚とファイトすることはできた。100均商品でも十分釣りはできると証明できた。


そのうち高価な竿を手放す日が来るかもしれないね。