発達障害の困りごとの代表例の1つ、苦手意識。人間関係が苦手だったり大きな音が苦手だったり、はたまた周りのひそひそ話が苦手だったり、本当に本当に様々な苦手がある。


それらについて考えを深めて行くと、大凡は過去のトラウマチックな恐怖がそうさせているのだと思う。怖いのだったら苦手になるのは仕方ない。ただし、そのままで苦手が改善される可能性は極めて低くなる。


恐らくは、苦手意識の改善は恐怖心を軽減する以外にはないだろう。あるロジックでマインドリセットされて急激に変化することもあるだろうが極めて稀で、ほとんどの場合は恐怖に慣れていくのが時間はかかるが堅実な方法と思われる。


これをスポーツ 例えると解りやすい気がする。スポーツの中でも取り分け球技はボールの勢いに怖じ気づきそうになることがある。野球の鋭いゴロやバレーボールのスパイクアタックなど、誰だって初めは怖くて顔を背けたり身体ごと逃げたりするだろう。


しかし、ずっとそのままでは上達しない。試合に出して貰えない。結局は怖いものと向き合って少しずつ恐怖心を解いていくしかないのだろう。


恐怖心は野生で生き抜くためには絶対に必要な条件言えるだろう。がしかし、文明社会、人間社会を生き抜くには障害となることもある。あれが怖いこれが怖いでは社会で後塵を踏んでしまう。


先ずは苦手の奥にある怖さが何なのか、そしてその怖さとどのように付き合っていけば良いのか、そこからはじめないといけないのかな?