右手中指骨折から2週間超、 やっとボールが握れる程度。野球の練習なんて皆目無理。なので左手で投げる練習を繰り返している。


その際は右手にグローブをすることになるが、 勢いの強いボールを捕球すると激痛に悩まされることになる。なので 左手にグローブをはめて捕球した後にボールを取り出して素早くグローブも外して握り替えて左手で投げる、こんなことをしている。昔、片腕のメジャーリーガーがやっていたらしい方法を参考にした。


ただし、キャッチボールの際は グローブの脱着が 非常に面倒なので多少の痛みを我慢して右手で捕球しているが。


さて、元々は左でも多少は投げれた私だがやはり右との差は大きいが、2週間も左手で投げ続けていると少しずつ強く投げれるようになってくる。その際に左肘や手首の使い方や左足の蹴り方、蹴る際の足首の使い方など様々なことに気づかされる。そしてこれまでほとんど使っていなかった筋肉との対話が日々深まっていく。これは最高の体幹トレーニング。そして私の野球での最大の課題の左打撃の大きな ヒントになる。


先日も触れたが指を庇いながらならバッティング練習はできる 。実際に左打撃の調子は過去最高レベルに来ているが、更にもう一段階上へのヒントが閃きその課題に取り組み更に調子が上がってくるという好循環。


 元々左打ちは左利きの打ち方なのでやはり左で投げれた方が理に叶うのだろう。


これまで 実は何度か右肘の調子が良くない時に左投げの練習はしたことはあったが、諸先輩方に注意されてやめたことがあった。同様に学生時代に左手でノートを取っていて教員から注意されたこともあった。どうやら態度がふざけていると判断されてしまうのだろう。もしかしたら両利きあるあるかも。特に昭和世代は左利きから右へ矯正が当たり前に行われていたし。


普段と逆のことは視点が変わり視野も広がるし様々な気づきが得られ、体幹トレーニングとしても良い。昔の武道家は利き手と逆の手で食事する風習もあったほどなのに。


私にとっては今回の骨折は堂々と逆の動きの練習ができるありがたい免罪符となった。今回の一件を経て、シーズンオフの練習は左投げ中心に今後も行っていこうと思う。


まさにありがたい骨折です。