昨日は教え子たちがプールに行く日。私はオフだったが行きつけのプールだったこともあり時間を合わせて遊びに行った。


子どもたちにとっては私も仕事で来ているかどうかは無関係。でも仕事かどうかはこちらも無関係。楽しい時間。もちろん無報酬だけど責任ある行動は鉄則だけどね。


さて、いつもは水をかけあって遊ぶ彼らだが、今回は泳ぎの練習をしようとする子が多かった。


特に、夏に監視員をしている私の姿を彼らは見ていて、彼らの中でも私はめちゃめちゃ泳げる人という認識が強いんだろうね。


そう言えば午前中に二色の浜で泳いで髪の毛に潮がついたまま出勤したりとかもしてたし。


そんで、子どもたちから教えてくれとリクエストがあった。この喜びは宇宙空間に弾き出るほど。


で、泳ぎのファーストステップはビート板でのバタ足。私自身はバタ足の重要性をあまり感じないが、彼らはやっぱりできるようになりたいみたい。でもなかなか難しいンだな。前に進まない以前に足が下がって体が立ってしまう。こうなると抵抗値が大きくなるので更に進まずに身体がどんどん垂直方向に立ってしまう。


子どもたちは一所懸命に頑張ってるんだけどね。


ここで普通なら「足を上げろ」とか言ってしまいがちなんだろうけど、彼らだって足を上げないといけないのはわかっていて、それができないから困ってる。なので、少し観察して「顎を水につけてみよう」とアドバイスしてみた。彼らはやはり水が怖く顎を思い切り持ち上げてバタ足する。顎を上げるから背骨が反って胸が張り出し下半身が沈んでいく。なので足は下がって良いから顎を水に浸ける練習をしてみた。はじめは口や鼻に水がかかるのを怖がるが次第に慣れてくる。たった数分でみんな慣れちゃう。慣れちゃうと意識しなくても足が浮いてくる。ゆっくり進み出す。少しできただけでもうれしくなって繰り返し出す。


いつも思うけど、学習はこうでないとね。


今回、子どもたちが泳ぎに興味を持ってくれたのは、毎年真っ黒になってる私の姿を鏡写ししてくれたんだと思う。私の泳ぐ喜びが彼らに伝わりだしたような。


今回は水かけ遊びが本当に少なかった。そして以前より楽しんでいるように感じた。


子どもたちはどこまでも鏡だな、そう感じた昨日でした。