人生に於いて目標を持つことは誰もが良いことだと言うだろう。だが私は疑問を感じる。
私自身は今日現在も多くの目標に向かって生きている。一つの目標が達成されると次の目標が自ずと現れる。そしてそれが楽しい。
しかし、廻りを見渡すと逆向きに目標に向かって自分自身を窮屈にしている人をよく見かける。
私自身はある一定の期限を目処に目標をたてるが、その期限丁度に目標を達成した記憶がない。速いものは直ぐに終えて次の目標に取りかかる。期限を過ぎてしまっているものは更に期限を再設定して努力する。幾らやっても達成されなければ目標自体のハードルを下げたり、時には諦めることもある。だから嘆くことはない。
幾らやってもできるようにならない、なんて嘆く人を多くみかけるが彼らは期限を伸ばして努力を加えようとしていないことがよく分かるよね。
○○までに○○できないといけない、そういう考え方自体が逆向きな人生のように見えないだろうか。
これを発展させると、『もう○○才なのにまだ○○できていない』という嘆きもその期限を越えてしまった 後の嘆きという意味で同じでないだろうか? 例えば30才までに結婚できなかったといくら嘆いても相手は現れない。いや、そんな人と結婚したいと思えなくなるのでは?期限を越えても恋愛するなり婚活するなり、目標を再設定するか、結婚自体に執着しなくするか、 嘆いている暇があったらそうすべきでないだろうか?
何度も繰り返すが幾ら嘆いても一足飛びに目標は達成されないよ。
これは子供の学習も同じ。中学生になっていてもかけ算の九九が分からなければそこからやっていくしかない。学年が幾ら上がろうと努力せずに方程式が解けるようにはならない。
今何年生だろうが何歳だろうができていないものはできるように努力しないと目標は達成されない。嘆く時間は確実に無駄だよ。
人生を前向きに生きるというのは今日できる努力を毎日繰り返して一歩一歩積み重ねることじゃないかな。そして嘆くことが最も後ろ向きな生き方だと思うよ。