タチウオが釣れない。と言うか、タチウオがいない。
大阪湾では一等地と言われる貝塚人工島に何度も通ってみたが周りでも全然釣れてない。由々しき事態。
釣り番組では大阪湾沖や小島漁港付近で釣れている映像は流れているので湾内に魚がいるのは確か。タチウオが岸に着きだすタイミングもあるだろうがここまで釣れないとは。
そこで他の釣り客たちから情報を集めると衝撃の証言。最近は青物が岸から狙えるようになっているのは以前の釣行の記録で触れているが、最近はシイラも多く回っているらしい。シイラ、って南方の魚やん。大学の実習で土佐湾沖で船でみた奴、 奴らが大阪湾の、それも岸付近まで寄ってきてるんやって。
私が小学生の頃、大阪湾の堤防から釣れる魚と言えばアジ、サバ、イワシなどの手軽に釣れるのやら夜釣りでのチヌやセイゴ、のんびり投げ釣りでキスやカレイやチャリコ、そんな感じでブリやカンパチ、サゴシとか更にはシイラなんか多分おらんかった。少なくとも岸付近には。
高石の浜育ちで毎日浜で魚を拾って家に帰ったというお袋に話してみても驚くばかりの反応。そりゃそやわな。
釣り人の立場で言うといる魚を釣るのが基本だからいないタチウオ狙うより、足下にいる魚に照準を合わせるのが定石。かつ、カンパチみたいな高級魚やゲームとしてシイラが釣れるのは最高に嬉しい。それもバイクで30分そこらの距離で、無料の釣り場で。
だけどね、それで良いんだろうかとも考える。気候変動は海の中でも既に進んでいる、そう考えるのが妥当ではないだろうか?
実は地球上の酸素をより多く供給している のは海に棲む植物が圧倒的らしい。各地でウニが大繁殖して海藻が食い尽くされて磯焼けが多く発生しているらしいが、これも酸素供給に偏差を与えるのはほぼ事実。
ただし、海水温上昇で酸素供給が減るとは言い切れず、植物プランクトンの活性が上がり増える可能性もある。
どちらにせよ既に私が子供の頃の大阪湾では最早なくなっている。これは間違いないと言えるだろう。
ちょうど冬場はアクティビティが下がる私。つかんだ情報ではベイトフィッシュがいる限り青物たちは正月明けでも釣れるとのこと。
大阪湾の調査を兼ねてのんびりと今の大阪湾の魚さんたちと戯れてみようかと感じています。