ギフテッドあるあるの困りごと、できてしまう辛さ。これってなかなか理解され辛い。なので簡単に説明してみたい。
コンピュータが普及しだした頃、コンピュータが扱える人が重宝された。私もその一人だった。大学でUNIXは叩いてたけどwindowsはよく分からなかった。でも陰で必死で独学で学んだ。一旦コンピュータに詳しいと周りから認識されると重宝されるが仕事量が増える。だけど手当が付くわけでもない。手取り同じなのに仕事量は倍増になる。加えて休みの日でも教えて欲しいと電話がよく鳴った。
4トントラックが回せる。英語が話せる。Photoshopやillustratorが扱える。技術を持てば持つほど仕事は増えるが仕事が増え勤務時間も莫大になるが時給以外の手当がない、というのが現代日本社会と言って良いかもしれない。
また、できるできないでなく、速くできてしまうと同様な現象が起こる。この場合、時給給で働いてると、他人の倍以上の仕事をしても手取りが同じになってしまう。
あるとき、 技術系企業の部長や社長に認められ、バイトながら会社の一部門を任されたことがあった。ただ、その時は私に抜かれた社員たちの嫌がらせが酷かった。露骨なほど嫌がらせを受けた。あえなく退職。後に聞いた話だが幹部は私のポジションを用意してくれるように準備していたそうだ。後に部長さんに謝罪されたが、鬱状態に陥っていた私は復職は断固固辞。帰ったところで彼らのイジメがなくなるとは到底思えなかった。
これらの話しに頷ける人もいるだろう。しかしこれらを改善できる環境は社会のシステムにはない。個々の企業の自助努力のみに任されている。そしてそんな企業はきっと全体の1%にも満たないのだろう。
できる辛さ、少しは理解いただけただろうか?ただし此れ等はわかりやすくほんの一例を記したのみ。こんな程度で全てを理解したなどと決して思わないで欲しい。
今回は私の愚痴のようになってしまい申し訳ない。一つの知識として頭の隅に置いて於いていただけると嬉しい。