発達障害の自助会で出るテーマの一つに『発達障害だから○○できない』のようなものがよく挙げられる。


でも発達障害者全員ができないなんてものは滅多にない。寧ろそれらを得意とする発達障害者多く存在することさえある。


逆に発達障害者でない定型発達者たちにも苦手なことはある。 


そんなテーマを掘り下げて周りの人たちをモニタリングするように日ごろから心がけてくると色々と見えてくるものがある。


それは反復量の大きさ。主観的には最大限努力しているのかも知れないが、客観的にはほとんど努力していないと受け取られている人が実に多いと感じる。


そして、できない人たちはどれだけやればどれだけできるようになるのかを気にしやすい。良く言えば費用対効果の視点があるとも言えるが、そもそも人の素質や個性によって努力量と結果は異なる。


逆に、できる人たちはできるまで反復していることが多い。人の倍努力しても結果が出なければ更に努力を重ねる。費用対効果が悪くてもできるまで反復するのができる人なんだと思う。


そして、ギフテッドと呼ばれる人の多くはこの反復が他人よりもできることが多いように思える。元々持って産まれた才能ではなくできるまでやり続けられる素養が備わっているのかも知れない。


私自身の話しをすると、検査では指先の器用さが唯一平均を下回っていたが、本人はずっと起用だと思って生きてきた。でもよくよく思い出してみると小学2年生くらいまでは凄く不器用だった。そんな自分を受け入れられなくてずっと努力してたら知らない間に見かけ上は起用になっちゃったんだろうね。


それと、他の人より仕事を覚えるスピードが速かったのも他人よりも反復練習を多くしただけ。これは自覚がある。というよりは他人には黙って於いた秘策みたいなもの。


ただし、こういうできる人たちは鬱になりやすくもあると考えられる。現実逃避せず常に向き合ってひたすらやり続け疲弊していくと鬱になっちゃうよね。


因みに私の考えだが現実逃避しやすい人は統合失調症になりやすく、鬱と統合失調症を併発することはほぼないと考えている。


話しを戻すが、できる人たちは才能があるわけでなく、努力量が大きいだけ。これはスポーツのレジェンドたちのコメントと照らし合わせても整合性があると思う。


できないできないが口癖のみなさんは何をすれば良いかお解りですよね。