今年の初め、全身麻酔の手術の後、頭が異様に冴えてたことを過去に話した。人は生死をかける状況になると普段眠っている能力が開花するらしい。先日の葛城山から逃げ帰った後も実はよく似た経験をした。
葛城山からそのまま山を下って向かったのは蜻蛉池公園。この夜は蜻蛉池公園でも少し寒い朝を迎えた。テントの中で眠っていると目の前に落合博満が現れた。現役時代の。 グランドで練習している。様々な動画で見たことがあるような雰囲気。
彼は私に何かを諭すように腕の使い方を見せてくれた。これまで彼のバッティング理論についてはいろいろ研究してきたつもりだったが、私が勘違いしてたなって言う部分がよく判る気がした。ああ、そういう意味だったんだなって感じで。
で、その後 、野球やソフトボールの練習に出向いて教えを試してみたところ、ボールの見え方が2,3段階変わるくらいよく見える。そして捌きやすい。私の場合、日によって右が調子よかったり左がよかったり、でも両方が調子良いなんてあり得なかった。それが両方共に楽に捌ける。
ホンマに落合博満降臨みたいな夜を経験した。
因みに明日ソフトボールの試合と来週は平日にも軟式の試合がある。そこでどれくらい変化が現れるか凄く楽しみ。
私にとっては野球の基本動作の投げる打つ走る守るの最大の課題が打つこと。ここが変われば楽しみ倍増だけにめちゃめちゃ楽しみ。もちろん落合理論は技術力が必要で毎日の稽古は欠かせませんが、それも楽しめそうな雰囲気。
やっぱり生きるか死ぬかの極限状態って有り難い。そう思えたお話しでした。