私の受け持つ子供達はよく学ぶ。それも自主的に。


学校で問題児のように扱われる子もうちでは全く別の顔を見せるらしい。尤も、私自身は彼らの問題児としての顔を見たことがないので全く想像つかないのだが。


子供に限らず自主的に学ぶ人とそうでない人は確かに存在する。何故そのような差が生まれるのか?


なんとなく周りを見ていると幸せな人は自主的に学ぶ人が多いと思う。不幸な人は楽しようとか手を抜くとか、他人を利用しようとか依存的な人が多いように思える。


学びとは知識だと思い込んでいる人が多いが私はそう思わない。学びとは試行錯誤のように思える。試行錯誤すると様々な経験が得られる。その経験から得られたものが本当の知識のようにも思える。


だから私は子供たちが間違っていても一所懸命に努力しているときは間違いを正さない。努力こそが最大の学びだから試行錯誤し終えるまで待つ。努力する姿勢を褒める。


彼らはもっと褒められようと努力する。これが学びの本質でないだろうか?


学びとは何かが判ることではなく、解らないことを見つけ出すことのようにも思える。解らないことを見つけることは解らないことを理解できないと得られないのだから。


そして、私自身が毎日学び続ける喜びを感じないとそもそもが始まらない。今は野球の打撃練習に夢中な私。最近は右打席がドン底で毎日試行錯誤を繰り返している。何が何だか解らない、そんな毎日が幸せに思う。


幸せな人は自然に学ぶんだろうね。不幸な毎日から抜け出すには学ぶのが一番なんだろうとも思うけど。