昨日はプライドについて話しましたが、今日は自信について。どうやっても自信が持てないと言う悩みもよくあるテーマ。


ところでプライドと自信はどう違うのだろうか?


昨日も触れた通り私は自身の過去に誇りを感じるが、だからこそ自信が持てる。私にとってはほぼ同義語のようなもの。がしかし、悩める多くの人たちはそうでないらしい。


私が観察する限り成功体験が圧倒的に少ないことと決断力が非常に低い人たちに多く見られるように思える。


まず成功体験についてはトライ&エラーなくして持てる訳がないと私は断言する。成功体験が多い人は失敗体験もそれ以上に経験しているはず。成功体験とは確率の問題ではなく絶対数。同じ確率でもチャレンジした数が多ければ成功をより多く体験できる。成功体験の少ない人は失敗を恐れて挑戦しないと言う人が実に多い。


そして次に決断力の欠如。これも成功体験の項で述べたものとほぼ同じと考えている。つまり失敗したくない気持ちが先行すし、失敗した際に責任転嫁するためには自身で決断しない方がよいという判断ではないだろうか?つまり決断力の欠如は責任転嫁したい依存心が根本ではないだろうか?


さて、プライドと自信 について、 実は『自信は持てないがプライドは高い』という人たちが実に多く存在する。支援活動の中で数えきれないほどそういう人たちを見てきた。


自信が持てないのにどうやったらプライドを高く保てるのか、私には実に難解であるのだが。


そしてそういう人たちが生き辛さを感じるのは必然なことかもしれない。働くのは自信がないけど人並み以上の賃金でないとプライドが許せない、なんて社会人を誰が相手にしてくれるだろうか?


中には根拠もない過剰な自信を持つ人も多くいるが、彼らにとってのプライドとはそういうものかもしれない。やはりプライドも自信も根拠があって成り立つものでないだろうか?


そもそもプライドも自信もなくたって生きていける。むしろそういうものを持つから苦しむのかも。 かと言ってそんなに簡単に手放せるものだろうか?


どちらにせよくだらないプライドを捨てるにせよ確固たる自信を得るにも、先ずは現状の把握が大切ではないだろうか?自分自身と向き合わなければ何も始まらない、私はそう思うよ。