一昨日の夜、BBCラジオを聴いていて途端に思いついた。
セサミストリートを見よう!
YouTuberで見てみる。予想通り冒頭のエルモの台詞がほとんど聴き取れない。子供向けだから多少のスラングはあれど難しい単語も文法も使用していないはず。
字幕をオンにしてフレーズを確かめるとやはり単語自体はごく簡単。 Whatcha doin'?みたいなリンキングはあったりもするが。
次は再生速度を落として何度も聴き取れるまで何度もリピートする。聴き取れ出すと速度を徐々に上げてやがて等倍でもついていけるまで繰り返す。
たった3分ほどの尺を30分ほど繰り返す。
するとエルモが自然に話し出しているように感じ出す。
決して速くない。
でも多くの日本人にはマシンガンの如く速く感じるのだろう。でも本当に聞こえ出すと速くないのが判る。
では何故速く感じるのか?その答えは恐らくは発音。日本語の発音と英語の発音は全く違う。加えて米語はtの発音がdやlに変化したり、癖が強い。
勿論リンキングもあるが、リンキングされやすいフレーズって限られている。パターンを知れば対応しやすい。
やはり問題は発音。特にセサミストリートの キャラクターは赤ちゃんに近い発音が多いだろうから日本人には余計に聴き取りにくいんだろうね。
で、このトレーニングを3,4回繰り返した後にラジオを聴くとスピードも発音も全く別次元でキャッチできだした。
これくらいだと慣用句的な問題以外は TOEICに対応できそう。
実は過去にフルハウスでもやったことあったけど、絶対的にセサミをお薦めする。理由としては声優が担当していること。赤ちゃん言葉をネイティブがプロのクオリティで発音してくれるからつかみやすい。
NHKのチャロみたいなのも、改めて見てみたけど、恐らくは日本人声優が日本人に聴き取りやすい発音でレコーディングしているだろうから、初級向けに最適かもしれないが、中上級者にはむしろ足枷になるかもしれない。
ありがたいことにネット上にセサミコンテンツが山ほどある。当面はこれでトレーニングが続けられそう。
腕のギブスが外れるまで暇ばかりだし。