今朝だったか、動画チェックの最中にタイトルが感情と理性の切り離し方についてのものを見かけた。もちろん中身は見なかったけど。
確かにこれまで多くの相談でそう言うのがあった。最近でも小学生の悩みとして耳にした。
内容を記すまでもないかも知れないが、 その ほとんどが怒りの感情を抑えきれないというもの。
こう言う悩みを抱えている人は加藤諦三の本を読めば良いと思う。彼の著書のほとんどがこのテーマで書かれている。
彼らは理性で感情を抑制できないと考えているらしい。逆に言えば感情が理性を抑制しているのだと。
でもよく考えて欲しい。それって 理性と感情を切り離すのではなく、感情と理性を戦わせているのでは?と私は思う。
私の考えでは、そもそも理性と感情は切り離れているもの、つまり戦わせるものでもなく、一方が他方を凌駕できるものでもない。
例えば、 誰にだって嫌いな人はいるだろうが、それは人の感情であって仕方の無いもの。それを無理やり好きになろうとしても全く不毛な努力になりうる。
だから私は嫌いな人がいることを受け入れる。
といって、その人を誹謗中傷したり暴力で脅したりなど絶対にしない。これは理性を働かせるところ。
法律でも人権に於いても他人を傷つけることは認めないが、他人に否定的な感情を持つことは認めている。
つまり、嫌いなことと傷つけることを分けて考えれば良い。感情=気持ち、理性=行動、と考えれば対立する2つを並立させられる。つまり感情と理性が切り離されている状態。
私自身がこれを覚るまでに数年間かかったが、これを覚ったことで他人から嫌われる恐怖に怯える必要がなくなった大きなボーナスも受け取れた。
私が人を嫌うことが認められるなら、人が私を嫌うことも認められるはず。互いに嫌いあっていても喧嘩しなければ良いだけ。
感情と理性で悩んでいる人たちは他人から否定されるのを極端に怖がる人が多い。だから余計に人が 許せなくなるんだろうね。
感情と理性を並立させられるなると他人に振り回されにくくなるし、自身に集中できる。
もともと切り離れてるものを勝手に戦わせて疲れてるんだから、いわば全くの一人相撲なんだけど、なかなか気づけないんだよね。