先日、発達性協調運動障害について述べたが、やはり楽器、ジャグリング、スポーツ、それら以外もおそらく全ての技術に通じるように思えてきた。


スポーツ、特に球技に於いてはタイミングが大切とよく言われる。ボールのタイミングに合わせて身体を予備動作から本動作に移行して跳ね返したりつかんだり、その際の動作がスムーズにいかないと上達は難しい。


ジャグリングも同じでボールジャグリングに於いても右手と左手のタイミングがうまくシンクロしないと同時に複数のボールは扱えない。身体をシンクロさせるためには常に一定の動きをスムーズにこなさないといけない。


楽器に関してはリズムが不安定ではどれだけ器用であっても演奏は厳しい。


以上、発達性協調運動に難があれば上達は厳しい。


そんなことに気づいて自分でエクササイズを作って試しだしたが、なかなかに効果は大きい。


そして、今日のテーマでもあるイプスも強調運動と関係が大きいように思えてきた。ただ、この場合は発達性というより緊張性強調運動障害と言った方が良いかもしれない。


発達性協調運動障害の場合は常に身体の強調運動がぎこちなくなりやすいのに対して、イプスは緊張状態が強いときのみに起こりやすい。ただし、改善法としては同じエクササイズで対応できやすいみたい、経験的にだが。


どちらにせよ、自身の強調運動の弱い部分を見つけて反復的な動作を繰り返すことで少しずつ改善されそう。


そして、仕事などでミスが多い人も強調運動に難があるように思われる。スポーツで起こればイプス、仕事で起こればミス、そんな違いかもしれない。


緊張が強調運動を阻害するという意味ではパニック障害、過呼吸などにも通じるかもしれないし、更にはそれらの二次障害的に現れる統合失調症にも効果があるかもしれない。


私自身も野球で送球時のイプスを持っているので現在試しているところだが、現在は予想以上の効果が現れている。


もっと極めて行けば事故の後遺症や脳障害のリハビリにも役立つかもしれない。


私とって強調運動障害、更に興味深いものになってきた。