過去に福祉で学んだ際、認知症と知的障害の対処法が似ていることに気づいたことがある。


ここのところの自助会などでこれらを話すうちに発達障害、精神障害も認知のズレが社会生活を困難にしているように感じだした。


例えば、他人からの評価に敏感な者が発達障害、精神障害者の中に多いが、彼らは周りからの評価が絶対的なものと思い込んでいることが圧倒的に多い。この認知を相対的なもの、評価する人によって違うもの、同じ人でも状況によって変わるもの、というような認知に変えればおどおどしなくなりだす。


また人間関係のトラブルもほとんどが価値観の違いによるもの。つまり互いに価値観のズレが関係を困難にしている。


これらのズレを修正できずともズレの存在に気づけるだけでもトラブルを避けやすい。更には自身の中でうまく認知をずらすことができれば社会生活は大きく変わる。


サッカー日本代表のサイドバック、長友佑都氏は、ここ最近の試合でのパフォーマンスについて一部サポーターたちから批判されているが、サポーターからの批判は自身を成長されるものなのでもっと批判して欲しいと述べた。まさに神対応。


私たち多くの者にとって批判されることは自身を否定するものと認知しがちだが、彼はその認知を良い意味でズラして捉えたことで彼の人間性の高さを披露してくれた。


このように認知のズレをうまく使えばほとんどのトラブルは回避できるだけでなく、人間性も評価されやすくなる。


ただ、そんな簡単にできることではないが。


これをパズル感覚で解け出せれば面白いと思うのですが、そんなゲームできないものか?