昨日も5km走った後にプールへ。バタフライのキックのタイミングを変えたら楽に泳げる感覚があった。今は100mが限界だけどもっと泳げるようになるかも。


その後も色々と遊びながら泳いだけど、日本泳法で泳いでてある感覚が湧いてきた。


日本泳法は鎧を身に着けたまま水中で切り合ったり、手足を縛られた状態で泳いだり、戦国期代を生き抜く手段として日本各地で様々に発展した泳法。特徴としては早く泳ぐというより、立ち泳ぎに代表されるように常に顔を水面上に出し長時間水面で泳ぎ続けられる泳法が多い。


私も代表的な横泳ぎや立ち泳ぎ、更にそれらをアレンジして水面を長い時は30分以上漂うことがある。水中に顔を沈めないのでゴーグルも必要ない。


私は30歳くらいまで全く泳げなかったが、その頃は泳いでいる夢をよく見た。その夢の中では水面でかる~く水をかいてスイスイ進んで、かつ呼吸も苦しくない。


泳げだしてからは、泳げるとはいえども平泳ぎとクロールで、決して楽なものではない。水泳が苦しくないと思えたのは10年以上経ってから。それでも夢で見たようなラクチンな泳ぎからはかけ離れている。やっぱり夢は夢物語だったんだと気づかされた。そしてその頃から泳いでいる夢を見なくなった。


昨日、水面を漂っていて、昔見ていた夢に近いんじゃないかなって思えた。特に日本泳法を学びだしてから水を軽く掴めだして、溺れそうという感覚がほぼ消えた。


いつもそうだが、できない時には夢のように思えることも当たり前にできるようになると夢見ていたときの感覚って消えていくんだよね。そして次々に高望みしてしまう。


ついつい傲慢になってしまわないように、昔のことを思い出せると良いんだけど。まあ昨日はそう思えたから良かったかな?