音楽家としての経歴を持つ私ですが、実は音感は悪い。(リズム感はもっと悪い。)


音感と言っても音のズレには敏感。若い頃はテレビの歌番組で歌う芸能人たちのピッチのズレが気になって見れなかった。一般的には評価の高い男性コーラスグループとか特に気持ち悪くなったりした。


私が悪い音感というのはピッチのズレじゃなくてメロディーを音階名に変換していく作業のこと。幼少期にピアノを習っていたりするとメロディーがドレミの音階名で聞こえるようになる人が多い。この能力も決して長所だけでなく、音階名にする以外の音の強弱や倍音成分の割合などの表現法をごっそり聞こ落とす人が多いので短所にもなり得たりもする。


私は全て独学で音楽を学んだので音階名への変換がかなり弱い。これまで何度もトライしてきたがその度に挫折した。


それにもう一度挑戦しようと先週辺りから取り組んでいる。先日松田聖子の楽曲について触れたが、この取り組みからヒントを得てのものだった。


まだまだ思い描くスキルに遠いが今回はこれまでにないものを掴めかけている実感はある。


このスキルを持つことで実は音楽面よりもパフォーマンス面で便利になりそう。パフォーマンスの幅が格段広がりそう。


同様にこれまで何度も諦めたサックスもできそうな気がしてきた。来年末はストリートでクリスマスソングを吹いているかもしれない。


これまでずっと苦手だったドレミに対して少しイメージが変わってきた気がする。苦手の克服はやっぱり人生で最も楽しい。新しい世界が広がる。