私は学習塾を開いていて、学校とは違った点で楽だと感じます。
それは『塾は学ぶ場であって教える場でも躾ける場でもない。』という方針に基づいて開いているから。だからサボったって構わない。居眠りしても構わない。他の人の学びを邪魔になければ寝転んで問題を解いたって構わない。
皆さんは学校の役割って何だと思いますか?同様に義務教育って何だと思いますか?
これって実は人によってまちまち、保護者にとっても教育者にとっても。だから子どもたちだって迷っちゃう。
最大公約数的に学校の役割を考えると『教育』『躾』と言うのがぼんやり見える気がするけど、そんなことをしたって子供が学ぶわけないよね。だって子どもたちは毎日教えられて躾けられて、学ぶ経験をしていないのに学ぶわけないよね!
だから当塾では躾は一切やらない、勉強も基本的に生徒が聞かない限り教えない。生徒からの質問ってその子が問題を解きたい、つまり学びたいという意思の現れ。これがあって初めて指導が活きてくる。
学習と教育って同じものだと思っている人が多いと思うけれど、私の指導の基ではしっかり分離している。学習は生徒がするもので教育は指導者が行うもの。学び習いたいと思わないものを教育したって伸びるわけがない。教育を未来永劫続けないと生徒は机に向かわない。
まずは学習の大切さや楽しさ、直向きな努力の後の達成感とか、そういうのをまず大人が見せてあげないと子供が理解するわけないよね。
スポーツに直向きな子供ってスター選手に憧れてることがほとんど。大人が一所懸命に努力して結果を残せば子どもたちもやりだすんだよね。学習でも同じように大人が子供に見せてあげるのが先でしょ。
大人が楽をしたがるから子供も手を抜く、同じことだと思いまでんか?
もう一度学校や教育というものを考え直せば新たな発見があるかもよ。さあ、学校や教育についてあなた自身が学習してみよう。