最近、野球チームである気づきがあったのでシェアします。


私の野球での特長は一にも二にも脚。走ってナンボの選手です。ショートゴロ、セカンドゴロの内野安打、バントヒット、走塁、守備範囲の広さを活かした守備などなど。1番センターの典型例のようなスタイル。


今年初めに入団して人生初の軟式球に戸惑いながらエラーやらボーンヘッドなどやりながら野次られてきたわけですが、最近は特に守備が絶好調でグラブに接着剤が付いてるかのように入ってくれる。特に投手陣が喜んで守備交代時に出迎えてくれたりする。


こんな状態になってくると、些細なミスがあってもさほど野次られない。


これは更に走塁でも。多少際どいタイミングを自嘲すると『お前なら行けるだろ』、突っ込んでアウトになっても『お前がアウトなら仕方ない』。周りがかなり信頼してくれてるみたいでかなり自由にやらせて貰える。


そんな中、チーム一番と言われるお口のよろしくない人からこんな事を言われた。


『あんたの守備はイージーミスがなくなったら一流や!』


一見褒められてないような言い回しだが、お口の過ぎやすい彼ながらの表現法みたい。


イージーミスと言うのはイージーが故に心に隙ができやすい。誰でもしてしまうもの。こと、守備に自信がある人ほど生まれやすいもの。その隙が無くなれば一流だ。という意味らしい。


確かに納得。


これまで私の学習指導に於いても凡ミスは必ず生まれるものだから、それを無くそうとしてエネルギーを費やすのはロスが大きい、と述べてきたが同じことが言えるらしい。


心の隙きはそう簡単に塞げるものではない。心の隙きを受け入れて、できる事に一所懸命に励み、己を高めていけばミスがミスとして扱われなくなる、そういうものかもしれない。


WBCで何度もチームのピンチを救ってきた菊池選手がエラーを記録しても誰も責めたりはできなかっただろう。そのエラーの損失以上に数々のファインプレーでチームを助けてきたのだから。


ミスすることを恐れて強張るよりも、一つのファインプレーに向けて必死で挑み続けられたとき、自然にイージーなミスはなくなるのかもしれない。