自主性が持てない人を自助会で多く見かけます。もちろん発達障害でない人にも多く見ますが。


最近その話題について考えることがあったのでまとめてみます。


自主性が持てない人の大多数はいわゆる毒親と呼ばれる人たちに育てられています。毒親の特徴、それは子供を己の人形のようにコントロールしようと言うもの。過干渉とも言う。


自分で決めるという経験を学習できないので自主性など育つ訳がないのは当然だが、もっと根深い問題が奥にあるようだ。それは自主性がない人は過度の依存症であることがほとんどだ。


これまで毒親に依存して生きてきたからこれまた仕方のないことではあるが、親と関係が悪くなったからという理由で依存先を他人に変えたって依存される方はたまったものではない。


自主性が低い人は自分が困ったら周りが助けてくれるものだと思いこんでいる人が多い。助けてもらえないことを理由に暴れだしたりすることがある。欲しいものが手に入らないだけでキレる人も多い。


何故そうなってしまったのか?


これまた簡単。幼少の頃から困る前に親に助けられ、欲しがるものを存分に与えられてきたのだろう。


過干渉な親は過保護であると考える方が筋が通りやすい。


幼少期の過干渉が過保護で、思春期以降の過保護を過干渉と考えればわかりやすいだろうか?


世間一般では過保護な親は甘すぎて過干渉な親は厳しすぎると思われているかもしれないが、どちらも同じ。子供の自主性を阻害するもの。


あなたの子供が自主性を失わなくするために必要なことは、困らないように何でもしてあげることや何でも買ってあげることをやめること、これこそが必要だと思いませんか?


あなた自身が自主性を育みたいのなら、困ったことの中から自身で解決策を見つけること。手助けや欲しいものは与えられて当然という心の甘えとしっかり向き合うこと。


しかし、人の成長とは時間がかかるもの。最低10年の修行のつもりで取り組まないと何も変わらないかもよ。