私は人生の相談などを受けてもあまり解決策などを示しません。それには確固たる理由があります。


辛さは最良薬


人生は困難を乗り越えて成長するもの、そして人生が豊かになるもの、私はそう信じます。なのでつらい時期こそその人が成長できる大切な時期と考え、安易に楽になる方法など解っていても知らん顔して、最も大切な『辛さとの向き合い方』について考えるようにします。


実際に目先の楽さに飛びつく人は、ある一定期間だけは調子よく行くがその後に余計に大変になって帰ってくる。そんな人をたくさん見てきた。中には逆ギレ状態で戻ってくる人もいる。


なので、自助会以外の個人的な人生相談はできるだけ受けないようにしている。


先に『人生は困難を乗り越えて成長するもの、そして人生が豊かになるもの、』と述べたがこれは私の個人的な信条、時にはは『私にとって辛さは苦しみ以外の何物でもない。だから成長とか豊かさとかそんなのは必要ないからどうすればよいのか方法だけを教えて欲しい』こんな相談をされることもある。そんな時はその時点でキッパリと相談を断るようにしている。


相談に乗ってくれる人の価値観や考え方を否定しておきながら自身の都合の良い情報だけを求めてくる。そんなものに応える義理は何処にもない。逆に言えばそう言う身勝手なスタンスが人生を迷わしているということに気づけないのだろうし、そこに私の助言が響く可能性も低いし、私に責任もない。


ただ、その人の辛さはきっと何かの実りを与えてくれるだろうから、聞く耳が無くともそれだけは伝えて時の流れを待つようにしている。


皆、過去を振り返ってみれば苦しみを乗り越えた経験が良い思い出として残っている。未来の自分が今の自分を振り返ったとき『あの時の辛さが今の自分を作った』と言える日が必ず来る。


苦しさや辛さはきっと未来の最良の薬となってくれることを信じて向き合ってほしい。