多く関わってきた精神障害者の共通項、それは不安が大きいこと。ある特定の何かだけに反応する人もいるし、身の回りのあらゆることに不安を感じる人もいる。この不安が社会生活を送れなくなると精神障害と診断されるのだと思う。
発達障害でも同じタイプの人が沢山いるが、これは発達特性そのものではなく二次障害と考えたほうが良い場合が多い。発達特性が社会孤立などを招いたことへの防御反応と捉えたほうが対処しやすい。
ここで話しの軸をを大きく変えてマズローの自己実現欲求にのモデルについて触れる。マズローの自己実現欲求についての説明は他に譲るので、知らない方はググってください。
マズローは自己実現欲求を5段階のモデルで表している。『普通になりたい』という悩みを持つ発達障害者、精神障害者は多いが、これはマズローのモデルで言う第3段階、社会帰属欲求である。
因みに先程述べた極度の不安症、怖がり、といった人たちはマズローのモデルで言う第2段階、安全欲求が満たされていない状況と考えるのが整合性が取れる。
そういう意味で彼らはステージ2をクリアせずにステージ3にチャレンジしているようなもの。中にはステージ2クリアせず自己承認欲求のステージ4にばかり意識が行っている人もいる。
まずステージ2を着実にクリアする必要がありますよね!
周りの視線やヒソヒソ声が常に気になる、少し大きな音がしただけで騒ぎ立てる、蛇や虫など苦手な動物を見ただけで精神不安定になる、ということ等を放っておいたままで社会帰属欲求や自己承認欲求を満たそうとしても努力が徒労に終わる可能性が非常に高い。
本当に自己実現をしたいなら、己のクリアする目標をしっかり見定めないと余計に疲弊するだけだよ。
そのあたりについてもっと知りたいのなら自助会に行くといいよ。大阪府和泉市で開催されるのだったらだいたい私も参加してるので。
どうしてもというのなら事前にメッセージでも貰えれば情報提供します。