安倍内閣時のスローガンの一つに一億総活躍社会というのがあったと思う。それに結構な金額の予算もついていたような…


発達障害関連の啓蒙を行う中でも『誰もが活躍できる社会』などという言葉がよく現れる。


これって妄想だと何故気づかないんでしょうね?


スポーツを例に取ればよくわかる。個人種目であれ団体種目であれ、全員に平等に機会は与えられない。もし機会が与えられてもその中で活躍するのは一握りだけ。勝者の存在は敗者が必要。そして活躍を続けてきたものたちでプロフェッショナルスポーツが存在し、そこでも活躍できるのは一握り。


これはビジネスの世界でも学業や趣味の世界でも同じ。他より秀て初めて活躍できる。


だからといって挑戦するなとか言うつもりは毛頭ない。むしろやりたいことを徹底的にしたほうが良いと思う。ただ、だからといって誰でもが活躍できるなんていう妄想を早く捨てたほうが良い。


思う存分やってみて諦めがつけば次の道に進める。


甘い幻想を持ち続けながら何ら挑戦せず立ち止まっている人を掃いて捨てるほど見てきたが、彼らは幻想が現実でないことを心の底では判りながらそれでもしがみつこうとしているからそうなっているのではないだろうか?


私は活躍できるか否かより、例え失敗しても満足できる行き方を今後も貫く所存。