先日あるSNSの書き込みで『子供の頃は辛い思い出しかない』という人が多く存在することを知った。
私には正直なところ全く共感できなかった。
彼らは社会に出てから辛さが軽減したのだろうか?色々眺めているとそうでもない様に感じる。喜びや悲しみといった感情は比較対象があって生まれるものと推測されるが、彼らは楽しさをほぼ知らずに辛さだけを感じているのだろうか?はたまた他人とばかり比較して自分は辛い目にあっていると発信しているのだろうか?
私も少しは虐められた経験はあるし、人格を担任教師から否定され続けた時代もあった。所々で嫌な思い出もあるが概ねは楽しさを感じている。
日本のみならず多くの国で学校では年齢に応じて自由な時間が割かれてゆく。そして社会人ともなれば自由な時間は大きく制約されてしまう。子供の頃に楽しい経験をしていない人たちには最早現役を引退するまでその機会は訪れないかもしれない。
私の現在は主に子供たちの学習指導に携わっているが、彼らの人生を通してを考えるとやはり子供の頃は楽しかったと思える時間を提供したいと更に強く感じる。
残念だが親のニーズは全く逆であることが多いのだが。
まあそんなことはとうの昔にわかっていたので私自身は改めて落ち込む必要もない。しかし、私のブログの読者の中で子育て世代の方がいればもう一度考え直して欲しい。目先の子供の成績と彼らの人生を通しての生きる力や喜びと、どちらが子供にとって必要か?学業が優秀でも生きることに疲弊している、そんな人間は私の周りにも数多存在する。
私は構わずこれから真っ盛りの夏を楽しませていただきますが、