先日の更新と重なる内容ですが、昨日の山行を画像入りでお伝えします。


昨日も先週に続き槇尾山周りの登山道に入りました。コンプリート癖のある私なので、行ける道は色々行ってみようと…。


槇尾川支流の側川にある人智開明の滝。

先月自転車で側川の渓筋を上がるも工事による通行止めで断念。詳しい知り合いに尋ねるも迂回路の情報もなく諦めていたのだが、入山口にある看板に滝の存在を発見。更に上流にある清水滝にも行けるとのこと。


入山口で出会ったご老人に尋ねて見たところ、滝に行けるものの道は狭いとのこと。平日ではあるが他にも登山客もいるし、あんたは健康そうやから大丈夫やろうとのこと。少し言葉に引っ掛かったが意気揚々登り始める。

途中に五つ辻という場所から側川の滝を目指すが、どう見ても獣道のような狭い道。少し進むと草木が結構茂っていてどれが道かわかり辛い。滝の音が次第に聞こえて、帰り道をしっかり確認しながらもはや登山道ではない山の斜面を滑りながら進む探検レベル。何とか川にたどり着き音を頼りに進むと結構立派な滝が。これが前回断念した滝かと思うと感慨深い。

清水滝はこの上流であるが全く道らしき存在が見当たらず。一旦五つ辻に引き返し対策を考える。深入りすれば間違いなく遭難レベル。

五つ辻に戻るとちゃんと清水滝への看板があった。

なんと十年以上前にかけられた看板。この先を何度も躊躇した。『危ぶむなかれ、行けば判るさ!』猪木の言葉に3割ヤケ気味で断行。

傾斜が40度以上あるような急斜面に狭い場所では15センチほどの道。斜面にロープが張られ、これに身を任せて良いものかと思うも他に道はなし。所々に桟道もあるが、どこまで強度があるかも未知。



気分は水曜スペシャル取材班。ちょうど水曜やったし!

いやいや、もうこれは修験者のレベル。

山の斜面から清水滝を発見。写真を撮るのも怖い場所。さっきの滝の数倍の高さ。すごい立派!更に滝に近づこうにも道がほぼ判らず、まあ見れたから良しとするか。

またまた五つ辻に帰還。ここでやっと地名の意味が解る。多くの地図では槇尾山施福寺と前回私が行った八ヶ丸山と今回私が入った入山口を結ぶのが五つ辻として記されている。で、行ってみるともう壊れてそうな標識の側川とルート、先程の画像の通り自己責任で行く清水滝ルートの2つを合わせると確かに五つの辻ということになる。

安易に地図にこれらの滝のルートを加えると不用意な初心者が軽い気持ちで入山してしまうことを懸念しているようにも思える。

今回は入山時に会ったご老人の言葉がなければ私の気は萎えていたかもしれない。私にとっては山の神の忠告にも思える。

今回も先週の経験を活かしたもののギア的な課題も貰えた。もしかすると気づいたときにはホンマに探検家になってるかも。

という訳での昨日の山行であったが、来週は一転、海開き前の海を独り占め予定。

次回も乞うご期待!