本当に頭の良い人ってどんな人?


これって勿論その人の価値観によって変わりますよね!なのでここでは勿論のこと、私が思う頭の良さのエレメンツについて話します。


世間一般で頭の良さといえば『知識が多い』『頭の回転が速い』『頭が柔らかい』と言う3要素が挙げられるのではないでしょうか?


殊、日本社会に於いては知識というものが最重要視されるように思います。テレビ番組で頭の良さを競うといえば知識問題が圧倒的。でも私自身は上記の要素の中で最も不必要なものと考えています。


私が影響された中の伊吹卓氏の著書の中でも知識だけを持ち合わす人を『専門バカ』という言葉でコケ落としてます。先日このブログで漢字についてお話ししましたが、漢検の2級や準1級の漢字知識があったところでこのブログでそれらの文字がどれほど現れたでしょうか?漢字は私にとってただの知識であって生活に与える影響はごく僅か。(この僅かという文字は2級くらいだったような?)


次に『頭の回転の速い人』も社会で憧れの的になりやすい。計算問題以外にもパズルや読解力が優れていたり速読ができるとか、とにかく処理速度が速いタイプ。私は子供の頃から周りから持て囃されたのはこの能力と思われる。しかし社会に出て大きく頭を打った。出された問題は解けるがそれ以外に応用が利きにくい。加えて目先の特に囚われがちで、結局は孤立してしまう。


元ライブドアの堀江さんや物言う株主村上ファンドの村上さんが信頼を失墜させたのはこの計算高さが原因ではないでしょうか?計算高さは怪しまれる材料にもなり得る。


そんな訳で残り一つの頭の柔らかさこそが上記3つでは最も重要と考えています。アウトドアを多く経験すると特にそう感じます。最も困ったときに身の回りの物でどうすれば対応できるか、この能力が高ければどんな困難にも対処できる。


頭の柔軟性は閃きと大きく関係していると思われます。数学での図形問題もその要素が強そう。しかし、柔軟な発想と言うのは知識と回転の速さと両方が備わって初めて成り立つもの。ただ単に発想力が高いと言われる人たちって空想の域を出ないんですよね。幾ら口で説明しても現実性が無ければただの妄想、ここを勘違いしている人、本当に多いですよね。


で、私が思う頭の良さとは、実は上記の3つではありません。私が思う頭の良さとは『コツコツとできる』こと。いや、コツコツこそが最も大切で最も効率的ということを理解できる能力、と言った方が良いかも。知識も計算力も読解力も発想力も本当の意味で極めている人たちに共通するのはこれだと思いませんか?頭の良さだけでなくスポーツの世界でもきっと同じ。今の自分と向き合い、何をすべきかを常に考え毎日少しずつ積み重ねる、これができる人が結果的に評価されると思います。


私は塾で学ぶ子供がそうあって欲しいので私自身がこれを貫くようにしています。


あなたにとっての頭の良さってどんなでしょう。今一度考えてみては如何でしょう?