今日も雨で予定が大幅変更になったのでブログ更新。


今日は結論から行きます。できる子にするために親がすべきこと、それは子供に『させないこと』。


近年では毒親という言葉の認知度は相当に高まっていると思われるが、毒親に共通することは子供にあれこれ強要してしまうところ。悪気はないのだろうが先回り先回りで子供に考える時間を与えない。


考えるという行為は自身との向き合いで人生そのもの。自分の人生がどうあって欲しいのか、そのために何をすべきか、これらを考えることこそが人格形成そのもの。考えずに色々できたって結局は他人の人生を歩んでいるだけ。だから精神的に成長できない。


しかし、彼らは何もさせなかったら何もできない人間になってしまう、なんて妄想を感じるようだ。


不登校や引き籠もりを経験した人の言葉に耳を傾けてほしい。彼らは決して毎日楽をしている訳でない。むしろ苦しい毎日を送る人がほとんど。毎日することがない苦しみから逃れたい一心で何をすべきか、何ができるかを一所懸命考えている。


私自身は引き籠もりは人生に一度くらい経験した方が良いと考えています。自分自身の人生と真正面から向き合うことで人生の核が見えてくる。数年の時間が必要なこともよくあるが、それが見つかれば自身の足で歩みだすことができる。他人の人生でなく自身の人生を生きることができる。


こうなると自分で何をすべきかの判断がつくようになるので他からとやかく言われなくてもすべきことができる。


結局は人格形成のための長い時間を無駄と考えるから余計に人生を無駄にさせてしまっているのでしょうね。


なので私の学習指導は勉強をさせません。やりたいことを自分で決めて自分でするだけ。勉強したくないなら何故したくないのか、逆に何故勉強しないといけないのかをゆっくり時間をかけて考えます。


種から芽が出て花を咲かすのには時間が必要。人間の成長にも時間が必要。そのために最も大切にすべきは考えるゆとりを持つこと。そのために色々させない方がベターだと、そう思いませんか?