私の人生に於いて大きく影響を受けた本は数冊あるが、その中でも特に影響されたのが加藤諦三とマイケル・サンデルの2人。その他、伊吹卓、多湖輝とかもそうかな?まあ数千冊読んだので覚えてないのもいっぱいあるが。
そして、上記の御仁皆に共通するのは話の内容がいつも同じところに行き着くところ。真実というものは普遍的なものだと考えさせられた。
加藤諦三氏によると人間関係がうまく行かないのも情緒不安定なのも心の中の甘えが満たされないからという。更にダイエットができないのも部下が懸命に働かないのも英語を話せないのも原因は同じだと述べている。彼の書から目から鱗の如く多くを学んだ。
さて、私の塾での学習方針についても全く同じことが言える。福祉の世界で学んだこと、ピアカウンセリングで普段述べていることとほぼ同じ。つまり学習効果が現れないことと生き辛さの原因はほぼ同じと言える。
簡単に説明すると、障害福祉の根幹は自立支援であり、精神自立度を高めることで社会自立度も徐々に高まってゆく、この方法を学習に置き換えても同じで精神自立度を高めることで学習自立度も格段に高まる。且つ精神自立を育むには時間がかかるということも共通する。ある講義を受けただけで解ったつもりになる人が最も学習できない、つまり精神自立度が低いと言える。
まあ、そんなことをいきなり子供に伝えても頭のてっぺんから⁇⁇⁇が湧いて来るので、ゆっくりゆっくり精神自立について噛み砕いて伝える、これが私のやり方。精神自立度が高まれば放って於いても学びだす。
なので、基本的に問題の解き方を教えない。教えるのは学び方。この違い、解りますか?勿論、質問されれば解き方は伝えますが、それ以上にその解き方の根本となる学び方を放っておくと全く意味がない。
日本人は独創性が低いとか、言われたことはできるがそれ以外のことはできない人が多い、なんて言われがちだが、これも精神自立度が低いこと、つまり依存心が根源なのでしょう。
今後はもう少し実例的なところからお話ししようと思いますが、先にも述べたように結論はいつも同じですので悪しからず。